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1年生の夏休みに使ったドリル一覧

基本的に、小学1年生からガリガリと勉強する必要はないと思っているのですが、夏休み前に、学童クラブから、
「朝の学習時間に取り組むドリルなどをお持ちください」
と言われたので、それ用に準備した物を記録しておきます。
うちは、これをもとに、冬休み用に何を買い足したらいいか、至急検討します。
同じような状況のみなさまにも、そうでないみなさまにも、お役立ていただければ幸いです。

『陰山メソッド 徹底反復「プレ百ます計算」』(陰山英男著、小学館)
前半はまったく同じプリントが7枚ずつという構成なので、頭からやっていくと、同じ問題ばかりで退屈してしまいます。
そこで、各カテゴリのうち「くりあがりのない たしざん」「くりさがりのない ひきざん」「10になるかず」「十ますけいさん たしざん」の最初のページに付せんを付け、好きなカテゴリを選んでやっていいことにしました。
予想通り「くりあがりのない たしざん」が一番に終わってしまったので、「くりあがり たしざん」にも付せんを付けました。
夏休みの時点では、まだ学校で勉強していなかったので、
「指を使って数えてごらん」
と言ったら、その通りにやりました。
タイムは計りませんでした。
夜、その日やったページの答え合わせをして、やっていないページの先頭に付せんを付けておきました(他のドリルも同じ)。

『宮本算数教室の教材 賢くなるパズル 入門編』(宮本哲也著、学研教育出版)
いかにもパズルっぽい問題なので、何をやったらいいか、理解するのに少し時間がかかったようです。
理解したら、あとはスムーズでした。

『宮本算数教室の教材 賢くなるパズル たし算初級』(宮本哲也著、学研教育出版)
意外なことに、冒頭の「例題」「解き方」のページに振りがながありません。
そこで、振りがなを振って持たせました。
そうしたら、自分で読んで、何をやったらいいのか理解できたようです。

『宮本算数教室の教材 賢くなるパズル てんびん初級』(宮本哲也著、学研教育出版)
チラッと問題を見せたところ「むずかしい」と言ったので、持たせませんでした。

『陰山メソッド 徹底反復「音読プリント」』(陰山英男著、小学館)
音読は学童クラブではできないので、この本の中から、その日の気分で好きなものを写すことにしました。
「わたしと小鳥とすずと」(金子みすゞ)や「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)の打率が高かったです。
Eテレ「にほんごであそぼ」で知っているからだと思います。

『書本 漢字』(武田双雲著、池田書店)
これはドリルではありませんが、友だちが「みんなかんじをやってる。わたしもかんじがいい」と言うので、この本と無地のノートを持たせ、好きな字を好きなように書かせました。
この本に問題がないわけではないのですが、オススメの漢字の本3冊に挙げたような理由から、比較的オススメかな、と考えています。
問題とはどういうことか、については、それでも武田双雲『しょぼん ひらがな』を勧める理由をご参照ください。

『どっかい・さくぶんトレーニング 論理エンジン 小学生版 1年生』(出口汪著、水王舎)
これは、正確には10月の振替休業日に持たせました。
論理エンジン公式サイトを見ると、独自のメソッドのように思えますが、1年生のを見る限り、普通の国語の読解問題みたいに感じました。
答え合わせをすると、間違えはすべて、選択肢の中から選ぶ、とか、「だれですか」の問いだから人が答えになる、といった“解答の作法”がわかっていないから間違えた、というパターンでした。
問題文自体は理解しているようです。
そういう作法は、必要に応じて学校で教えてもらえると思いますが、もしも不幸なことに、地元の公立小中で大丈夫で触れたような“外れ”の先生に当たってしまって、家庭学習でキャッチアップしようとする場合には、このドリルをやってみてもいいんじゃないかと思いました。
理由は、親向けの解説が別冊子になっていて、記述が表面的ではなく充実していると感じたからです。
子どもが間違えた理由を理解し、子どもがわかるように、なぜ間違いか、(正解が)なぜ正解かを説明する助けになるんじゃないか、ということですね。

【番外編】
幼児の頃に準備したドリル(と言っていいのかわかりませんが)もついでにご紹介しておきます。
どちらも今をときめく(?)花まる学習会代表・高濱正伸先生の著作です。

『考える力がつく 算数脳パズル はじめてなぞぺー』(高濱正伸著、草思社)
年中から年長対象。
本人はあまり乗り気ではなかったし、「やれ、やれ」言ったわけでもないのですが、1年の秋に気がついたら1冊終わっていました。

『考える力がつく 算数脳パズル なぞぺー①』(高濱正伸著、草思社)
5歳から小学3年対象。
こちらはよく見たら、1ページもやっていませんでした。

②のリンクです。

【追記】2016.7.25
続編、書きました。
3年生の夏休み用ドリル一覧

プレゼントのおすすめ STOCS(ストックス)

STOCS(ストックス)は、オランダの建築家が考案した、縄を結んだりつないだりする知育玩具です。
6歳のお誕生日プレゼントとして2箱購入するつもりが、在庫切れで1箱しか買えず、もう1箱はなんと半年以上待ちました。
でも、待つ価値のある玩具だと思います。
どこが気に入ったかと言えば、建築っぽいところ、立体的なところです。
建築っぽさは、KAPLA(カプラ)のような積み木にもありますね。

STOCSは、それに加えて、手指を使って縄を結ぶという作業が上手になると思いました。
私は子どもに指先を集中的に使わせる“猿派”的な考え方に疑問を抱いているのですが、でも、普通に指や手は使わせる必要はあると思っています。
ちなみに、“猿派”というのは私が勝手につけた名前です。
私は幼児教育、より正確には乳幼児の脳科学には、「猿派(指先派)」と「読み書き計算」派があると考えています。
「猿派(指先派)」の代表は久保田競先生。
久保田競先生は京都大学名誉教授で脳科学の権威です。
脳科学おばあちゃんの久保田カヨ子さんの旦那様ですね。
大ざっぱに言うと、「猿派(指先派)」は猿研究をそのまま人間の赤ちゃんにあてはめていく感じがあり、だから、指の動きを重視するのではないかと思っています。
そう言えば、小学校の入試問題にはよく、ひもを結ぶ問題ってありますよね。
それは、「猿派(指先派)」の理論に従って、子どもの能力を推し量っているということかな、と考えています。
一方、「読み書き計算」派の代表は、脳トレの川島隆太先生です。

で、6歳になる頃、手指を使わせたいなあ、なにか楽しく結ぶトレーニングをさせたいなあ、と思ったわけです。
今の私たちの(都会の)生活では、何かを結ぶという行為は、意識して作らないと、する機会がないと思うんですよね。
それで、STOCSを購入しました。

そして、上手に縄を結べるようになったら、いよいよ立体玩具としての本領発揮です。
STOCSのどこがいいかと言うと、きちんと結べていなかったり、バランスが取れていなかったりすると倒れてしまう点。
構造物がいかにして成り立っているかを体感できるわけです。
みーちゃんは、誰に教わったわけでもなく、構造物の中に寝転んで、下から見上げて、バランスをチェックします。
うまいやり方だなあ、と思いました。
子どもをほめるって変かもしれませんが、私は立体とか空間の把握が苦手なのです。
昔、たしか四谷大塚の算数で、立体をぐるぐる回すタイプの問題があったような気がするのですが、難しくなると思考停止状態でした(エスカレーター式の私立小学校にかよっていたのですが、学校の勉強が退屈だったので、親に頼んで四谷大塚のテストを受けに行ってました)。
なので、他人が空間を認識している様子を見ると「スゴーイ」と思ってしまうのです。

子どもたちが成人する頃には、3Dプリンターでたいていの物は作れる時代になっていると思います。
そして、他人と違う物、まだ誰も作っていない物を作ろうとしたとき、STOCSによって物の構造を体感した経験が生きてくるんじゃないかと思うのです。
現代ビジネスのニューヨークタイムズ翻訳記事スティーブ・ジョブズは子どもに対してはローテクの親だったによると、ジョブズ氏は「子どもたちがテクノロジーを使う時間を制限して」いたそうです。
その理由は、タブレットやスマートフォン、コンピュータといったデバイスには中毒性がある、そして、氏はその中毒性を身をもって体験していた、ということだと思われます。
(記事によると、10歳以下の子どもは、もっとも中毒になりやすいそうです。)
それは裏から言うと、子ども時代に、何についてでも、3Dプリンターのようなテクノロジーを介さずに、文字通り体感させたい、ということじゃないかなあ、と思います。

物を3Dプリンターで作るのではなく、厚紙を切り貼りしたり、粘土をこねたりして作る。
YouTubeでオーロラやコンサートの映像を観るのではなく、ナマを観に行く。
デバイス上のゲームでスポーツをするのではなく、リアルに身体を動かす。
などなど。

それって、お察しの通り、お金のかかることで、ジョブズさんのような億万長者だから言えることだなあ、とは思うわけですが、だからって、
「自分はテクノロジーで財を築いたくせに、勝手なことを言って……」
と拗ねても、はじまらない。
適宜テクノロジーの助けを借りつつ、お財布と相談しながら、可能な範囲で子どもに体感させるのがいいんじゃないかと考えています。
だからSTOCS、なのです。

そうそう。
「うちは狭いから、そんな大きな玩具は無理よ」
とおっしゃる方もいると思うんですが、我が家も狭いです。
そして、狭いほうが、ある意味、いいです。
下手に広い家だと、20本の縄すべてを床に延々と並べて、つなげて大きな細い丸を作って……みたいなことになりかねません。
でも、そういう平面を作るために買ったわけじゃないですよね。
立体物を作るために、決して安くない玩具(でも、戦隊物をいくつも買うよりは安いと思いますけど)を買ったわけです。
なので、二次元方向に広がらないためには、狭い空間がいい。
ちょうどよいストッパーになってくれるということです。

なお、専用カバーもありまして、これもオススメです。
穴が開いているデザインなのに、中は個室感覚らしいですよ。
みーちゃんは、このSTOCSの家の中で本を読んでいます。
外からも、目を凝らさないと中の様子が見えません。
隠れ家好きの子にオススメです。
まず、おもちゃの家(プレイハウスやテント)として使ってから、結ぶおもちゃ、そして、立体物を作るおもちゃとして使うと、長く使えそうですね。
中学生、高校生になっても、気分転換に楽しめると思います。

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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