興奮してます!
「タケフサは、左利きのイニエスタ」
バルサのカンテラに加入した久保君の“インテリジェンス”
2011年9月6日(火)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/1112/spain/text/201109060003-spnavi.html
このコラム、読みました?
1か月くらい前、久保建英(たけふさ)くん(10)が、スペインリーグ・バルセロナの下部組織に入団するというニュースが、こちらの記事などで報道されました。
この下部組織は、アルゼンチン代表FWメッシらを輩出している名門らしいです。
で、その続報というか、分析コラムが出たわけです。
まず、私たちが知りたいのは、なぜ、異国の10歳の少年が異例の評価を受けたか、ということ。
コラムによると、
「彼の非凡さは常に周りの状況を確認し、プレーの中でベストの選択ができる“インテリジェンス”の部分にある」
のだそうです。
もちろん、ドリブルとかシュートもうまいようなんですが、それだけではないんですね。
司令塔になる素質を持っている、ということでしょうかね(サッカーをよく知らないので、自信なさげですが、たぶん、そういうことだと思う)。
イメージとしては、中田英寿とか?
「ヒデは東大に行こうと思えば行けた」みたいな話を聞いたことがあります。
東大がすごい、とかそういう話をしたいのではないんですよ。
司令塔になれる、ということは、どんな分野でも成功できる、ということ。
私はそう理解しています。
久保くんは、そういう素質がある、ということなんですね。
※エントリ末尾の【追記】2013.9.1もご覧ください。
で、次に気になるのが、そういう子をどうやって育てたか。
コラムは1つの要因として、
「小さなころからバルセロナの試合映像を繰り返し見ていたこと」
を指摘しています。
「熱心な父親とともに、シャビ、イニエスタ、メッシのプレーを重点的に見て、自分のプレーと比較していた」
そうです。
子どもだからと、“おもちゃ”でごまかすんじゃなくて、一流のものを見せて、それを徹底的に、からだとあたまに叩き込むのですね。
コラムの中で、日本で行われた「FCバルセロナキャンプ」を企画し、久保君入団のきっかけを作ったAmazing Sports Lab Japan代表の浜田満氏は、
「建英は修正能力が高いし、何より好奇心が旺盛です。分からないことがあったら聞きに来るし、自分の考えを持っています。これは、お父さんの教育方針によるところが大きいと思います」
と述べています。
お父さん、どんな人なんだろう。
興味が湧きますね。
【追記】2012.9.14
久保建英くんの父君を今頃になって発見!というエントリを書きました。
よろしければ、どうぞ。
【追記】2013.8.30
関連エントリのご紹介です。
子どもの将来
「覚えゲー」で一生が保障される時代は終わった
なぜ当サイトがサッカーに注目しているか、がわかってもらえるエントリ(だと思う)。
サッカー・キッズ万歳
子どもがサッカーをやるのっていいな、と思ってもらえるエントリ(だと思う)。
とは言え、「サッカー」を「野球」や他のお稽古事に替えても成立するかも。
【追記】2013.9.1
中田英寿氏に言及した段落、補足をしたいと思いながら、サッカーについてまったく知らないので書けずにモンモンとしていたのですが、素晴らしいエッセイを見つけましたので、ご紹介します。
つくば言語技術教育研究所サイトの「つくば言語技術教育研究所の論文・記事」ページのなかほど、時の法令(財務省印刷局、雅粒社編)に執筆された記事の中の「4. -:中田英寿選手のパスは「論理的」, NO.1646, 平成13年7月」です(リンク先から全文読むことができます)。
コミュニケーション力(論理的表現力)をどう鍛えるかで著書をご紹介した三森ゆりかさん執筆の記事です。
私が言いたかったのも、こういうことなのです(笑)。
【追記】2014.1.30
サッカーに限らず、子どものお稽古事において、指導者(先生)探しは親の悩みの種ですよね。
この点について、もしかしたらお役に立つかもしれないエントリを書きました。
良き指導者はどこにいる?
【追記】2015.1.9
こんなエントリも書いていました。
久保くんのどこがどういうふうにすごいのか、にも触れています。
サッカーで理解しよう、“分解”すればロジカルになれることを
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Comment
「一流のものを見せて、それを徹底的に、からだとあたまに叩き込む」これは親にも必要だと思います。
この歳になって、junkなものに時間を割く馬鹿らしさを痛感しています。(人生、先が見えてきたので)
「学ぶ」親の姿勢は子供に伝わるのではないでしょうか。
genyさんへ
コメントありがとうございます。
「人生、先が見えてきた」→管理人も「人生の折り返し地点だなあ」と感じることがあります。genyさんの気分、なんとなくわかるような気がします。
たしかに「一流のものを見せて、それを徹底的に、からだとあたまに叩き込む」ことは、親にも必要ですね。親自身のためにも、子どものためにも(親がjunkなものを見ながら、子どもに「一流のものを見よ」と説いてもねえ…)。
親がいつも静かに本を読んでいれば、子どもも読んでみようかと思うだろうし、親が何歳になっても「学ぶ」姿勢を保っていれば、自然に「学ぶ」子どもが育つのでしょうね。