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子どもの虐待がなくなりますように

地味だけど、いいニュースだと感じたので、ご紹介します。

http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011090301000454.html(2011/09/03 19:01 【共同通信】)

厚労省が来年度から、全ての児童養護施設や乳児院に順次、里親支援の専門職員を配置するというニュースです。
記事によると「数億円規模の予算措置を見込む」そうで、なかなか力が入っている印象です。

児童養護施設や乳児院と言えば、親が亡くなったり、経済的な事情で子どもを育てられなかったり、という場合の子どもの「家」。
最近では、親から虐待された子も多く入所していると聞きます。

厚労省は、施設より里親のほうがいいと考えているようですが、先日も、里子を虐待死させたとして里親が逮捕されたという報道があったばかり。
どういう原因で亡くなったのか、本当に虐待だったのか、など、詳細はまだ明らかになっていませんから、あくまでも一般論なのですが、「小さい頃に、虐待を受けるなど、親の愛情を感じることなく育った子どもを育てるのは、難しい」と聞いたことがあります。
里親になる、里子を育てるって、そう簡単なことではないのかもしれません。

厚労省も、そうした事件などを踏まえて、里親の相談に乗ったり、里子を一時的に預かったり、と支援態勢を整備することにしたんですね。

ここからは、記事から離れ、親の虐待の話です。

最近、子どもを虐待して、死なしてしまったり怪我をさせたりする親が、よくニュースになります。
おそらく、虐待が今増えている、というわけではないのだろうと思いますが、報道に接するたびに胸が痛みます。
産後すぐの頃なんて、うっかり虐待のニュースを読んでしまって、小さな我が子と重ね合わせ、ボロボロ泣いたりしていました。

親がどんな親かで、子どもの運命が決まる、場合によっては、天と地ほど違ってくる――それが現実なのかもしれませんが、ちょっと受け入れたくないなあ。
「子どもは親を選べない」ならもちろんですし、仮に「子どもは親を選んで生まれてくる」としても、もしかしたら「虐待するような人に見えなかったから選んだのに」なんて、子どもは思っているかもしれない(少し妄想入っています)。
実際、環境が変われば、人は変わります。
天使にもなれるし、鬼にもなる。

だから、虐待の可能性があれば、即、親から引き離すべきだと、私は考えています。
親だって、人間だし。
親だって、子育て上手と限らないし。

親はなくとも子は育つ。
昔の人はいいこと言うなあ。

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プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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