プレゼントのおすすめ「パズル」その1の続きです。
直接勉強に役立つパズルがよければ、絶対これ!
2013年1月29日配信 現在進行形のママ日記(5歳6か月) 分数パズルで紹介した「おやこでいっしょに! はじめての分数パズル」で決まりです。
「カラフルな11種類のピースを使ったパズル遊び。いろいろな組み合わせで「1」を作ることで、分数の「通分・約分・加法・減法」などをイメージで理解し、考える力も養う」もの。
真ん中に円状の凹みがあるトレイに、1、1/2、1/3、1/4、1/5、1/6、1/7、1/8、1/9、1/10、1/12サイズのピースを適宜はめ込んで「1」をつくろう、というわけです。
『親野智可等の頭がよくなる「算数力」教室』(宝島社)に、
「小学校の算数は分数の勉強から一気に抽象的になっていきます。それでわからなくなる子が増えるのです」
と書かれていたので、何かいい教材はないかな、と探していて見つけました。
『親野智可等の頭がよくなる「算数力」教室』では「リットル図」(四角いピースを縦に積んでいく感じ)を勧めていましたが、この分数パズルのように円をつくるほうがわかりやすいし、楽しいと思います。
1/2は2枚、1/3は3枚、1/4は4枚、と同じサイズの(かつ同じ色の)ピースだけで「1」がつくれるようになっていますが、何と言っても、このパズルの面白さは、いろんなサイズのピースをはめ込んで「1」をつくるところにあります。
いろんな色の、いろんなサイズのピースを並べて、きれいに円に収めるわけです。
ただ、こんなふうにビミョウに間違えることもあります。
「1/7が入っているのに、なんで1になってるの?」
とビビって、全正解が載っているガイドブックをめくりましたが、同じものはなし。
そこで、検算。
1/3+1/6+1/9+1/12+1/7+1/6
=84/252+42/252+28/252+21/252+36/252+42/252
=253/252
=1+1/252
うわあ~~~
ガイドブックにも、
「トレイにピースをはめ込んだとき、ぴったりはまったようでも「1」ではないことが起こります。これはピースをはめたときに多少の「あそび」を持たせているためですので、ご了承ください」
と書かれていました。
なるほど。
とすれば1/252程度の誤差は、仕方ないですね。
うちでは、ちゃんと分数の勉強をするまで、比較的誤差を生みやすそうな「1/7」のピースを使わないように、片付けました。
「1/11」のピースも入っていないことですし、「1/7」を隠しても別に問題ないと思います。
分数を勉強するようになったら、ガイドブックでも推奨しているように、「正解」かどうかをいちいち大人が確認してあげる必要があると思います。
そういう手間がかかるから、親野智可等先生は「リットル図」を勧めているのかもしれませんね。
さすがは親野智可等先生、深いです。
ただ、分数について知らずにパズルとして遊んでいる段階では、円のほうが断然、面白い。
「それは1じゃないよ~。1と1/252だよ~」
とか細かいことを言わずに、勝手に遊ばせていればいいんじゃないかと思います。
で、分数のお勉強に入った段階で、
「実は、あなたが遊んでた、あれはね、こういうことだったのよ」
と説明すれば、スッと分数が体に入ってくるのではないでしょうか。
【追記】2019.12.6
実際に分数を学ぶ段階に入ったとき、みーさんは、
「分数パズルをやってて、よかったー!」
と叫びました。
Trackback
トラックバックはありません
Comment
コメントはありません