2007年04月

腹が減る(7週0日)

 この日はおなかがすいて、すいて、たまりませんでした。
 食事が終わって30分もたたないのに、キューっとおなかが減ってきて、食べることしか考えられなくなります。
 で、結局5回も食事をしてしまいました。

 翌日以降しばらく、その状態が続いたので、
〈そうかあ、私は“食べづわり”なんだあ〉
と思っていたのです。

 でもね、よく考えてみると、“食べづわり”とは、おなかが減ると吐き気が起こるため、常時なにか食べる物を口に入れていたくなる症状のことです。
 思い出してみると、私、おなかが減って吐きたくなったこと、一度もなかったんです。
 満腹のときに比べると、ちょっとムカムカ感が増していたような気もしますが、基本的には、やたらとおなかがすく、というだけ。

〈これって、単なる食べすぎだったの?〉
〈暴食の言い訳に“食べづわり”を使っていただけだったのかも〉
 体重が増えすぎて食事制限に苦しんでいる27週の現在、そう思わずにいられません。

 ただ、妊娠によって突然、お酒もタバコもダメな生活に投げ込まれたストレスを、食べることで解消していた気もするんですよね。
 だとすると、ある程度はしかたないのかなあ、とは思います。

タバコ(6週5日)

 私は喫煙者でした。
 学生時代から吸いはじめ、2、3回禁煙したことはあるのですが、数か月あるいは数年で、
「タバコを吸わずにいられるかぁ!」
と、たんかを切ってしまう。
 その繰り返しでした。

 ただ、出戻るたびにタバコの銘柄は軽くなり、本数も減っていました。
 妊娠に気づく直前は、タール2mg・ニコチン0.2mgのタバコを、日に10本程度吸っていました。
 妊娠に気づいてから、本数を減らし、鼻が目覚めてからは(鼻の目覚め(5週5日)を見てね)、タバコの匂いもダメになって、1、2本。
 でも、ゼロにはできず、吸い続けていました。

 この日も夕食後、ベランダに出て一口吸いました。
 すると、下っ腹の右側が突然、
「ドク、ドク、ドク」
と言い出したのです。
 驚きました。

 たしかにそろそろ胎児は動きはじめています。
 でも、通常、母親が胎動を感じるのは、早くて18週前後と言われています。
 だいたい、6週の胎児のサイズは10㎜以下なのです。
 動いても、わかるはずがありません。

 なのに、
「ドク、ドク、ドク」
 驚きあせった私は、タバコの火を消しました。
 翌日から、タール1mg・ニコチン0.1mgのタバコにくら替えです。

 次第に、タバコを吸わない日が増え、気がついたらタバコを吸いたくなくなっていました。

 あの「ドク、ドク、ドク」はいったいなんだったんでしょうか?

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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