なぜ日本人は英語を学ぶべきなのかで、「知」や「意」にかかわる予定のある日本人は、論理性を身につけるために英語をマスターしておくべきだ、と述べました。
英語を使ってコミュニケーションの力を鍛えるべきだ、ということです。
日本語を使ってコミュニケーションの力を鍛えるのもアリだと思うのですが、どちらの方向で行くかは、どちらのタイプの指導者との出会いがあるか次第だと考えています。
そこで、現在年長組のみーちゃんに、どんな指導者を紹介しようと考えているか、ですが、私は、みーちゃんが小学校に上がったら、カーン・アカデミーを見せるつもりでいます。
カーン・アカデミーをはじめとするMOOCについては、いろんなところで取り上げられていますが、例えば、@シリコンバレーJournalの公開オンライン講座(MOOC)本格普及で米トップ大学の講義もコモディティー化するはわかりやすい記事だと思います。
上記記事にも書かれていますが、カーン・アカデミーは、ヘッジファンド・マネージャーだったサル・カーンが「インターネット経由で姪の勉強の手助けをしたことがきっかけとなって」設立されました。
そんなプライベートな空気感もまた、カーン・アカデミーをみーちゃんに見せたい理由の1つです。
例えば、こちらは、カーン・アカデミーの中で算数の入り口にあたる動画ですが、どうです、近所の勉強の得意な外国人のお兄さんに教えてもらっている感覚じゃないでしょうか。
これなら、楽しくお勉強ができそうな気がしませんか――とまあ、強引にもっていこうとしてますが、有り体に言えば、英語とコミュニケーション力、算数の3つを同時に学ぶ、一石三鳥を狙っているわけです。
ずいぶん欲張りだと呆れられてしまうかもしれませんが、EBOOK2.0 Magazineが言うように、「このままではデジタル・ツールを有効に利用した米国と、それに振り回される日本の差はますます拡大していく」(「米国のライティング教育はデジタルで進化する」)かもしれません。
とすると、貪欲に学ぶくらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。
それと同時に、三森ゆりかさんの『子どものための論理トレーニング・プリント』も、実はもう、みーちゃんの机(ちゃぶ台)の上にさりげなく置いています。
さりげなさ過ぎて、完全に無視されていますが……置き方は今後の課題としましょう(笑)。
同書は日本語で論理的表現力を鍛えるドリル。
つまり、私が描いているのは、英語と日本語両建てで鍛える計画です。
なお、同書の「解答編」には、何をどう鍛えようとしているのか、つまり設問の意図や意味が説明されていますが、いきなりこれだけで100%理解できる人はあまりいないと思います。
なので、まず同じ著者による『外国語を身につけるための日本語レッスン』辺りを読むことをお勧めします。
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