「放射性物質と子どもの健康に関する個人的なルール」に関連して、最近、参考にしている地図、それは、「福島第一原子力発電所事故に伴うCs137の大気降下状況の試算- 世界版SPEEDI(WSPEEDI)を用いたシミュレーション -」4ページ目の右側の地図です。
日本原子力研究開発機構の原子力基礎工学研究部門が、中部・関東・東北を含む東日本におけるCs137の広域拡散と大気降下について4月末までの試算を行い、その結果をまとめたものです。
リンクしているのは、9月6日付の原子力委員会への報告書のようですね。
注意しなければいけないのは、実際に測定された数値ではなく「4月末までの積算降下量の推定値」であること。
ただ、「実測である文部科学省の「都道府県別環境放射能水準調査結果」を図内に数値で表示した。両者を比較すると、地点ごとに計算と実測で違いは見られるものの全体の傾向は再現している」と書かれている通り、全体像を把握するには、今のところベストの資料だと思っています。
とはいえ、「あくまでも分布傾向を概観する上での参考とするレベル」なので、特定の地点を調べるのには向いていません。
そこで、「早川由紀夫の火山ブログ」の「放射能汚染地図(四訂版)」も併用しています。
今朝も、「みーちゃんとどこに行こうかな」と考える時、2つの地図を参照しました。
で、日帰りで遠出するには遅い朝だったし、昨日はお祭りで1日外にいたし…という事情で、水族館を提案したんですが、却下されました。
おうちで遊びたかったそうです……。
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「お出かけ」ひとつにしても気を使って大変ですね。
政府も今頃になって「ホット・スポット」がどうのこうのと、ひどい話です。
さて、私は日本海側の魚を食べたいのですが、スーパーになくて困っています。
東京の外国人向けのスーパーでは「ベクレル表示」があるって本当なのでしょうか。
国民が知りたいのは、「〇〇は基準値内だから安全です」ではなく、「〇ベクレルです」という生の情報なのですが。
genyさん
コメントありがとうございます。
「東京の外国人向けのスーパー」は麻布のナショナルのことですね。私もベクレル表示があるというtweetを見かけましたが、事実とは異なるようです。
ナショナルのサイトに説明がありました→http://www.national-azabu.com/buyers.php?PHPSESSID=3454d15f25d266312b2ddec0a54c6086#bv56
閉店というtweetも見かけて驚いていましたが、ビル老朽化のため、ということで、来年には再開するそうです。
「日本海側の魚を食べたい」は私も同じです。
近所にホワイトボードに産地(漁港)を全部書いてくれている魚屋さんがあるので、日本海側か九州の物を探して買い求めています。
ちょっと気のきいたスパゲッティ屋さんが近所にあるのですが、毎週山陰から魚を直送してもらっているそうです(たしか震災前は三陸からだった)。
やはり近所の自然食料品店は、最近中国地方の魚(冷凍)を扱いはじめました。
スーパーではない、そういう小さいお店はお近くにありませんか?
麻布のナショナルの情報ありがとうございます。店の方針ではないにしても、そうした生産者の食材を扱っているのは、エリア的に意識の高い住民が多いからでしょうか。
「小さいお店」ですが、残念ながらなさそうです。田舎ほどスーパーによる寡占が進んでいるのだと思います。
また、田舎には自然食品等に対する購買力の問題もありますし。
genyさん
コメントありがとうございます。
「エリア的に意識の高い住民が多い」については、外国人が多い、という意味ではおっしゃるとおりだと思います。「田舎」にお住まいなのですね。それだと、日本海側の魚を食べるには、ネットスーパーやお取り寄せを利用するしかないかもしれませんね…。どうぞ頑張ってください。