朝日小学生新聞にするか、毎日小学生新聞にするかで、興味をもった記事を貼っていき、ある程度たまったところで、ざっと眺めてみると、自分が何に興味をもっているか、どのように興味の対象や興味のもちかたが変化してきているかが一目瞭然、数年単位でこれをやれば、「将来の進路=好きで得意なこと」もある程度見えてくる、と書きましたが、これは、新聞を利用した紙のスクラップブックに限った効用ではありません。
デジタルでも可能であり、画像だけでも可能――いえ、むしろ言語化されにくい部分を集積できる点で、画像の“スクラップブック”のほうが、効果を期待できるような気さえします(もちろん、紙の写真の“スクラップブック”でもいいんですけど、量を考えると、デジタルのほうがいいかなあ、と)。
たとえば、CNET Japanの米Pinterest創業者「日本人は親和性が高い」–ユーザー数が1.5倍にによると、写真共有SNS「Pinterest」を提供するピンタレスト・ジャパン代表取締役の定国直樹氏は、
「気になった画像をどんどんピンしていくと、自然と考えの変化や自分の好みが見えてくる」
と言っています。
同じことは画像検索でも可能な気はしますが、同記事によると、米国Pinterestの共同創業者 CEOであるベン・シルバーマン氏は、
「ネット上の“検索”という行為は、膨大な情報の中から的確な答えを導き出すものだが、ファッション、デザイン、食生活、旅行など人の個性によって正解が異なる問いに的確な答えを探し出すのは難しい。Pintarestは、写真を収集することでこの問いに対する答えを発見できるプラットフォームになる」
と言っています。
この辺りは、どうでしょうねえ……。
まだ私にはよくわかりません。
いずれにせよ、テレビで子育て――ノンジャンルで書いたように、「人とモノ、人と人を「より良くつなげる」ための観察・思索・知恵・行動のプロセス」としてのデザインを自覚的に学ぶことは、これからの子どもには絶対に必要なので、そういう意識で作る画像の“スクラップブック”を、子どもたちにはぜひやらせたいですね。
でも、どうやって……きっかけさえあれば、自分で勝手にやるような気もしますが……ふーむ。
Trackback
トラックバックはありません
Comment
コメントはありません