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子どもに鉄砲を学ばせるか、なぎなたを学ばせるか

今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」を第1回から観ていて、最近思うのは、子どもに鉄砲を学ばせるか、なぎなたを学ばせるか、です。

史実として、なぎなたの名手・竹子は討ち死にし、鉄砲の名手・八重はその後も鉄砲以外で活躍をしながら長生きをしました。
子どもにどっちの人生を歩んでほしいかと行ったら、迷うことなく、八重さんを選びますね、私は。
だって、早死してほしくないですもの、子どもには。
だから私は、子どもには新しい技術や思想を学ばせたい、と考えています。

と言っても、なぎなたのような古い技術や思想を全否定しているわけではないのです。
日本の若者の海外進出は戦略の練り直しが必要だと思うで、私は、海外へはばたこうとする日本の若者は「伝統的な日本人の身体感覚」を取り戻す必要がある、と述べました。
そしておそらく、なぎなたを学べば「伝統的な日本人の身体感覚」を取り戻すことができるだろう、と考えています。

ただ、古い技術や思想を学びはじめると、学ぶべきことがたくさんあります。
ひたすら古い技術や思想を学んでいると、新しい技術や思想が頭に入らなくなるのではないか、という心配があります。
頭に入らなくなるというのは、脳のキャパシティとして、という側面もありますが、より恐ろしいのは、古い技術や思想に凝り固まってしまって、新しい技術や思想の価値や意味に気付くことができなくなる、ことです。
それがコワイ。
なので、解決方法としては、まず新しい技術や思想を学び、ある程度習得した段階で、古い技術や思想を学ぶのがいいんじゃないか、と考えています。
「八重の桜」に即して言えば、まず鉄砲を学んでから、なぎなたを学ぶ、ということです。

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プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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