今回は、ノウハウのシェアです。
産休後直ちに職場復帰するママに限らず、授乳中の赤ちゃんを、パパやバアバ(赤ちゃんのおばあちゃん)、シッターさんその他の方に預ける機会って、意外とあるのではないでしょうか。
産後の健診、体調不良、買い物、お出かけ、などなど。
こうした場合、授乳の手順を説明しないといけないんですが、それがけっこうめんどくさかった。
うちのバアバはしっかりした人ではありますが、なにしろ70代。
というわけで、手順を書いた紙を準備しました。
まず、用意する物、というか、私が使用した物。
母乳を小分けして冷凍する袋。
このような物が売られています。
普通のビニール袋でもできないことはないと思いますが、衛生面、便利さを考えて、これらの専用品を使っていました。
そして、哺乳瓶。これを使ってました。
少し大きくなって、衛生面に神経質にならなくてよくなってからは(6か月くらいかなあ)、マグマグを使っていました。
煮沸消毒した哺乳瓶をつかむために、専用のハサミを使いました(お箸でやると、熱湯がつたってきて「アチチ」となるので)。
マニュアルの内容は、こんな感じです。
【冷凍母乳】(こちらが先)
1 哺乳瓶を殺菌する。やり方は、鍋で煮沸消毒。沸騰後3~5分煮沸する。
2 (殺菌済みの哺乳瓶があれば、ここから)冷凍庫から、日付の最も古い母乳バッグを出す。
3 水かぬるま湯で解凍する(熱湯はダメ)。
4 下端にある切り込み部分を手で引き裂く(解凍時についた水滴が残っていたら、あらかじめ拭き取っておく)。
5 母乳を殺菌済み哺乳瓶にうつす。
6 40℃前後のお湯で湯煎する。
7 38℃くらいになったら飲ませる。哺乳瓶のUP印を上にする。
8 使用後は水につけておく。その後、洗浄、殺菌。
【粉ミルク】(冷凍母乳がなくなった時のみ)
1 哺乳瓶を殺菌する。やり方は、鍋で煮沸消毒。沸騰後3~5分煮沸する。
2 (殺菌済みの哺乳瓶があれば、ここから)ペットボトルの水100ml強をやかんでぐらぐらと沸騰させる。
3 湯を湯冷ましにうつす。
4 湯冷ましの湯を、正確に量って100ml、殺菌済み哺乳瓶にうつす(この時点で80℃になっている)。
5 粉ミルク1本(13g)を哺乳瓶に入れる。
5 鍋つかみを使って哺乳瓶を持ち、ゆっくり振るか回転させて、よく溶かす。
6 流水をあてるか、冷水or氷水の入った器に入れて、冷やす。
7 38℃くらいになったら飲ませる。哺乳瓶のUP印を上にする。
8 使用後は水につけておく。その後、洗浄、殺菌。
【粉ミルク・マグマグの場合】
1 ペットボトルの水200ml強をやかんでぐらぐらと沸騰させる。
2 きっかり200mlの湯を計量カップにうつす。
3 計量カップの湯120ml強をマグマグにうつす(この時点で80℃になっている)。
4 粉ミルクのキューブ5個(あるいはスリキリ5さじ)をマグマグに入れる。
5 鍋つかみを使ってマグマグを持ち、ゆっくり振るか回転させて、よく溶かす。残りの80ml弱の湯を入れ、フタをしめる。
6 流水をあてるか、冷水or氷水の入った器に入れて、冷やす。
7 38℃くらいになったら飲ませる。
8 使用後は水につけておく。その後、洗浄。
いくつか注記しておきます。
冷凍母乳の2に関して。預ける前に3週間以上経った母乳は処分しておきましょう。
7の「哺乳瓶のUP印を上にする」は哺乳瓶自体に書かれていた注意事項です。
粉ミルクの「湯冷まし」は湯のみでもマグカップでもいいです。沸騰したお湯を入れるので、とくに煮沸はしませんでした。
メーカーや商品によって細部は異なると思いますし、商品もどんどん改良されていることでしょう。
粉ミルクの量を含め、適宜修正してご利用いただけたら幸いです。
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