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百人一首のすすめ

なぜ百人一首をすすめるか、それはまず、美しい日本語を自分のものにさせるためです。
「多面的に評価」って何?で、具体的に親がすべきことの1つとして挙げた「正しい日本語、美しい日本語が使えるように応援すること」の実践です。

もう1つは、幼児、小学生の頃は、なんでもすいすい覚えられる時期だから。

『受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法―』(池谷裕二著、新潮文庫)によると、
「中学生くらいまでは、どちらかと言えば知識記憶がよく発達している年頃で、その年齢をすぎると、経験記憶が優勢になってきます」
知識記憶、経験記憶とも、池谷先生が内容が一発でわかるように考えた造語らしいです。
だから、意味はご想像の通りです(笑)。
知識記憶は「何らかのきっかけがないとうまく思い出せない知識や情報のような記憶」。
経験記憶は「自由に思い出せる記憶、つまり自分の過去の経験が絡んだ記憶」。
そして、小学生は「難しい論理めいたことではなくて、むしろ文字の羅列や絵や音に対して絶大な記憶力を発揮します」。
つまり、知識記憶ですね。

言い換えると、脳科学的には、幼児、小学生は、単純な丸暗記が得意
そして、この頃覚えたものは、まず一生忘れません。
それならば、せっかくですから、将来役立つ(自慢できる?)ことを覚えてほしいですよね。
つまり、九九や漢字はもちろんですが、動物の名前、植物の名前、有名な漢詩・短歌・俳句、そして百人一首。

私自身、この頃は、漢字や藤原摂関家などの系図を1回見たらほとんど覚えてしまいましたし、それらは今でも、完全ではないけれど相当程度覚えています。
当時は、対象に興味を持つからどんどん覚えられる、どんどん覚えられるから面白くて嬉しい、だからまたどんどん覚える、の好循環でした。
幸せな時代でしたね……。
正直言って、この頃にもっといっぱい、例えば、虫の名前や花の名前、星の名前、世界の名画や名曲の楽譜を丸暗記しておけば、もっと自分の世界が広がって、豊かなものになっただろうに、とすら思っています。

ただしこの“絶大な記憶力”には欠点があって、それは、自分が興味をもったもの、「いいな!」と思ったもの、にしか効果がないこと。
怪獣とか電車とか車、ゲームのキャラクターやらなんやらは完璧に暗記しているのに、
「なぜか学校で勉強したことは覚えられないのよね~」
というお悩みに、心当たりのあるママ・パパもいらっしゃるのでは?

だったら、どうやって、親が覚えさせたいものを覚えるように仕向けたらいいのでしょうか。
そのヒントは、次のエントリで。

追記【2014.2.1】
続きはこちらです。
「一緒に遊ぼう」百人一首イベント開催しました。10のヒント付き。
胎教からやりたい方は、こちらのエントリもどうぞ。
美しい言葉(38週6日)

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プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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