HoSA(日本ホームスクール支援協会)サイトによると、
「ホームスクールとは、学校に通わずに(時には学校に通いながら)、家庭で学習するスタイルのことです」
JBPRESSの全米に広がる「成績の悪い公立学校は閉鎖」の波 先生も事務員も解雇、生徒はホームスクールへによると、
「米国で1960年代から始まったホームスクールは、小学校教諭だったジョン・ホルト氏が提唱者となり、全米に広まった。氏が著した『教室の戦略(How Children Fail)』では、学校という機関がそもそも子供にとっては悪しき場所とまで踏み込んだ」
すなわち、
「親と教師の対立、いじめ、人種的偏見、学校の教育方針への疑問など、子供が直面する問題は多い。それであるならば、子供を学校に行かせずに自宅で教育することの方が望ましいと強調した」
同記事によると、近時米国では、統一テストの結果重視、ビジネス型の学校経営導入により公立学校がどんどん閉鎖され、子どもはホームスクールでの学習を余儀なくされている、とのこと。
ある意味、ホームスクールが1つの選択肢として認知されている、とも言えるわけです。
また、wikipediaのホームスクーリングのページによると、
「イスラム社会では女性が教育を受ける権利が著しく制限されている国があり、タリバン政権下のアフガニスタンのように女性が学校に通うこと自体を禁止した事例もある。このような国では女性の教育はホームスクーリングに頼っている」
とのことで、ホームスクールがなくてはならぬもの、なのです。
それでは、日本はどうでしょうか。
wikiの同じページによると、
「日本の文部科学省は学校教育法の規定により「義務教育を家庭で行うことを認めていない」としており、従って、日本国内でこれを行う保護者は学校教育法に抵触する」
「一方で、法令上、児童・生徒が授業に出席する義務、授業を受ける義務、考査や試験を受ける義務を負う旨を定めた明文の規定はないとする裁判所の判例が出ている」
したがって、
子どもが「何らかの理由で、学校ではなく、家で勉強したい意思があれば、自宅でホームスクーリングは日本でも可能である」
そうでして、親が腹をくくればできなくはない、ということのようです。
実際にも、ググると、腹をくくってホームスクールを実施している親御さんはけっこういるようです。
他方で、ホームスクール、家庭でする教育という、義務教育を選択した側から見た、ホームスクールについてのサイトもありました。
私も、どちらかと言うと、こっち側かな。
結論だけ書いておくと、私は、学校に通う必要もある、と考えます。
ホームスクールとは、家が遠い、芸能活動などで学校に通えない、学校でひどくいじめられて学校に肯定的イメージを持てなくなった、といったやむをえない事情があってはじめて選択するべきものじゃないか、と今のところは考えています。
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