この日、引っ越しました。
事前の荷造りは、とうさまが全部やってくれました。
かあさまは、座って、
「うん」
「ううん」
とうなづくだけ。
当日、引越し業者さんが荷物を運ぶ間は、ソファに座ってのんびり。
新居に移動してからの荷解きは、義母と義弟が全部やってくれました。
かあさまは、座って、
「はい」
「そうではなくて~」
と言うだけ。
お姫様になった気分でした。
でも、妊娠後期に引越しなんか、するもんじゃありません。
足がむくんで象の足のようになり(象の足(28週0日)を見てください)、その後も悪化し続けているのは、引越し(そのものだけでなく、引越しをめぐる気苦労)と無関係ではないと、かあさまは確信しています。
それでも、みーちゃんたーちゃんが、生まれてすぐ、工事の音がガンガンと鳴り響く中で生活することに比べたら(隣りの建て替え判明(26週5日)を見てください)、はるかにまし。
リスクをおかしても引っ越す価値はあったと思います。
ただ、そのリスクは無視できないほど大きいものだったということ。
世間は、「妊婦になったら、からだ第一で」と言います。
ただ、言うは易く行うは難し。
からだに悪いとわかっていても、やらねばならないことはある。
都市部に住んでいたら、妊娠したら引っ越す、は普通です。
「1人増えるんだから、もう少し広いところへ」
「子どもが生まれるんだから、もう少し環境のいいところへ」
地方の人だったら、臨月になっても自分でハンドルを握って山道を飛ばし、健診に行くのかもしれない。
妊娠しても激務をこなしている人だっている。
今はそういう時代です。
知恵を使うべきは、その次の話。
つまり、どうやって、リスクを回避するか。
いかにして、からだにかかった負荷をやわらげるか。
ここです。