2013年02月

ワクワクさんの叫び――廃品利用の遊びをめぐる諸問題

NHK Eテレの工作番組「つくってあそぼ」が3月末で終了するそうです。
時間帯が合わないので、番組自体はあまり観ませんでしたが、コンセプトは大好きでした。
終了は残念です。

さて、番組終了のニュースがきっかけになったのかわかりませんが、ワクワクさんを演じる久保田雅人さんの「くぼたまさと・どっとこむ」の3年近く前のエントリ「ゴミじゃねえんだ!ばかやろう…!」が少し前に話題になっていました。
一部を引用しますと――

スタジオに置いておいた作品全てが、掃除の人に捨てられていたのです。二日間かけて造形スタッフの皆さんが作った作品全部が、本番の当日の朝の掃除の時に全部捨てられてしまっていたのです。掃除の人たちにすれば、私たちが作ったものは、ただのゴミにしか見てもらえなかったということなのでしょうか。確かに、番組を見ていてくださる皆さんにはお解かりですが、作品の多くは、あき箱やトイレットペーパーの芯など普通はゴミとして捨てられてしまうものを基本材料として、様々な工作をし、素敵な作品に仕上げているのです。ですから、そういったものが置いてあれば、見る人によっては、単なるゴミなんですね。もの凄く悲しかった、辛かった。

私は不要になったダンボール箱を、リビングに放置することにしています。
すると、みーちゃん、加工をして、なかなか面白い使い方をするのです。
人形の家になったり、板状のダンボールを二つ折りにして、本を作ったり。
なるほどね~
不要になった包装紙やペットボトルやトイレットペーパーの芯も、いろんな物に変身します。

こういう遊びって、自由度が高くていいと思います。
ただ、もっと自由度の高い遊びとして、砂遊びがあります。
でも、個人的には、廃品利用の遊びのほうが好きです。
なぜなら、不自由というか、制約から発想が生まれているから。
「これはあれに似ているな。でも、ここが違うから、こう変えたら、ああなるな」
「それはここに入れられるな。そうすると、こうなるな」
とか。
見比べる能力や、見立てる能力が鍛えられる気がするのです。
そういう能力って、大人になってからも役立つと思うんですよね。

ところが!
みーちゃんの手によって変身を遂げたダンボールその他は、幾度も几帳面な夫によって処分されそうになりました。
「片付けるな!」
と言っても、全く効果はありません。
「中にお人形がきちんと並んでいるだろうが!」
「字や絵がかいてあるだろうが!」
と怒鳴っても、理解できないようです。
彼の目にはゴミにしか見えないらしいのです。
世の中には少なからず、そういう人がいるんですね~

保護中: 2013年2月19日配信 ママ日記と久保田メソードの比較対照(3か月半~5か月半ごろ)

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プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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