モーツァルトが胎教によい、と言われるようになったのがいつごろなのか思い出せませんが、いまやモーツァルトと言えば、胎教の代名詞みたいなものです。
手持ちのモーツァルト全集(「100曲モーツァルト」というタイトルで、CD10枚で定価3000円)の中にも、「マタニティ・モーツァルト」という1枚がありました。
早速聞いてみると、ミサ曲が入っているなど、モーツァルトの曲の中でも比較的地味でおだやかなものがセレクトされている印象です。
私はカトリック信者なので、こういう音楽はわりと好きですが、つまらないと感じる人もきっといると思います。
みーちゃんたーちゃん誕生(8週3日)でもお話ししましたが、胎教って要は、妊婦の不安やストレスは胎児に伝わるから、妊婦はできるだけおだやかで安定した気分でいましょうね、ということです。
プレママがほんわか幸せな気分でいればいいんです。
〈ミスチルを聴いてると、ほんわか幸せな気分になるわ〉
というプレママは、ミスチルを聴くのが一番いいんだと思います。
興味もないのに無理してクラシックを聴く必要はないし、無理してモーツァルトを聴く必要もない。
ただ、
〈何を聴いたら、おだやかで安定した気分、ほんわか幸せな気分になれるのか、よくわからないワ〉
というプレママに何か勧めるとしたら、やっぱりモーツァルトなんでしょうね。
というのも、私、もともとクラシックを少し聴いていたのですが、妊娠前と妊娠後で好みが変わりました。
妊娠前、気分がおちこんでいるときに聴くと、じわじわと心にしみてきたショスタコーヴィチ。
妊娠してから聴いたら、イライラが倍増しました。
マーラーの交響曲第5番なら、映画「ヴェニスに死す」で使われていてポピュラーだし、きれいな曲だから大丈夫かな、と思って試してみましたが、暗くて気分が滅入ってきました。
ベートーヴェンも、交響曲第6番《田園》ならOKですが、ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」はつらい。
そうやって試していると、モーツァルトって打率がいいんです、妊婦にとって。
それに、モーツァルトは有名だから、お手ごろなCDがたくさんありますし。
私が持っている「100曲モーツァルト」もお勧めです。
「マタニティ・モーツァルト」だけでなく、「おはようモーツァルト」とか「仕事がはかどるモーツァルト」など、聴きたい場面ごとの編集になってますし、フェイド・イン&フェイド・アウト一切無しなので、ストレスがたまりませんヨ。
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