プレママ時代から引き続き、童謡や子守唄のCDをかけています。
この日のみーちゃん、ミュージックスタートとともに、手を振り回して喜びました。
このくらいの月齢で、音や音楽がわかるのか、という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれませんので、毎度おなじみ、何度か言及している『赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識』 (産経新聞「新赤ちゃん学」取材班著、新潮文庫)を確認してみました。
同書によると、実験から、
「生後二カ月の赤ちゃんでは視覚と聴覚が同じレベルなのに、四カ月以降になると、視覚が優勢で早く反応し、聴覚は遅くなる」(242ページ)
という結果が出ているそうです。
「聴覚は遅くなる」と書いてあると、
「音に対する反応がだんだん遅くなる、ということは、赤ちゃんに音の刺激を与えても無駄では?」
と心配する方もいらっしゃると思いますが、同書243ページのグラフを見ると、(光への反応時間はだんだん早くなっているのに対して)音への反応時間は、「0~2カ月」も「4~6カ月」も「8~10カ月」もほとんど同じ。
したがって、0歳時代には聴覚はあるけれども成長しないのだ、と考えておけばいいのかな、と思っています。
その理由として同書242ページに、
赤ちゃんというのは、成長と同時に頭が大きくなっていく。
両耳の間の距離が常に変化し、聴覚が不安定であるため、先に目を発達させる
という考え方が紹介されていました。
母子手帳の乳幼児身体発育曲線(頭囲)のページを見ると、この考え方に納得が行きます。
だって、1歳のお誕生日までに頭囲は、個人差はあると思いますが、だいたい10cm以上大きくなります。
それに対して、1歳のお誕生日から2歳のお誕生日までは2cmくらいしか大きくならないのですから。
今、数字にしてみて、私、けっこう驚きました。
10cmと2cmって、ずいぶん成長のスピードが違いますね~
というわけで、0歳の赤ちゃんもちゃんと聞こえてます。
ぜひ、たっぷりと、音楽を聞かせてあげてください!
親も、
「アーイアイ、アーイアイ、おさーるさーんだよー」
などと歌いながらオムツを替えていると、楽しくなって、疲れていても自然に笑顔になれますよ!
さて、最後にCDの説明を。
童謡のほうは、コワイ童謡(38週5日)でご紹介した「決定版 よいこの童謡」です。
コワイ童謡(38週5日)でも書きましたが、同じ曲でもCDによって歌い手さんがいろいろで、まるで別の曲みたいに聞こえることもありました。
単なる好みや慣れの部分もありますが、
「どう考えても、この歌い方は歌詞に合ってないだろ~」
「この声は、子ども向けというより大人向けじゃないか?」
みたいな印象を抱いたこともありました。
その意味で、このCDは、いかにも子ども受けしそうな明るい歌声に、聞き取りやすいクリアな歌唱法(という表現でいいのかな?)で、決定版の名にふさわしいCDだと思います。
子守唄のほうは、子守歌のCDを買う(22週0日)でご紹介した「ねむの木の子守歌~ララバイ」、歌うぞ(36週6日)でご紹介した「おじいちゃんもおばあちゃんも聴いてねむった子守唄」です。
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