プレママ日記

妊婦の食事(31週1日)その2

 妊娠中の食事が大切だということは、よくわかりました。
 次の問題は、何を食べるか。
 これがけっこう難しい。

 いえ、自分の助産院なり本なり、基準を決めれば何も難しいことはないんです。
 ただ、妊娠中・授乳中の食事についての考え方は、助産院ごとに違います

 もしかしたら、助産師ごとに違うのかもしれない。
 かあさまの場合、今かよっている助産院の考え方を理解して取り入れたいけど、前の助産院の考え方も頭の中に入ってしまっているし、冷えに負けるもんか!(25週6日)その2で触れた冷えに関する本の考え方もすでに入っている。
 だいたい同じ方向なんだけど、微妙に違うから、なんだか気持ち悪くて、表をつくりました。
 細かいというか、ヒマというか。
 納得できないと、先に進めない、この性格。
 困ったもんです。

 ただ、違いが鮮明になって、面白かったのはたしか。

 たとえば、肉類
 今の助産院は「母乳がまずくなるから食べちゃだめ」
 前の助産院は「中4日あけて食べる(こういうのを回転食と言うのだそうです)」
 『病気にならない「冷えとり」健康法』(進藤義晴著、海竜社刊)は「からだを冷やすから食べちゃだめ」
 『心もからだも「冷え」が万病のもと』(川嶋朗著、集英社新書)と『〔イラスト図解版〕医者いらずの食べ物事典』(石原結實著、PHP研究所刊)は「からだを温める」
 ね、面白いでしょう?

 真実はわからないので、かあさま基準として、

赤身脂っぽくない物を少量食べる

ことに決めました。
 だって、お肉大好きなんですもの。
 妊婦になっても少しは食べたいわ。

 お次は乳製品
 今の助産院は「母乳対策、アレルギー対策上、食べちゃだめ」
 前の助産院と前掲進藤本は「からだを冷やすから食べちゃだめ」
 前掲川嶋本は「チーズはからだを温める」
 前掲石原本は「牛乳はからだを冷やすが、チーズはからだを温める」

 かあさま基準として、

おろしたチーズを味付けに使用する

ことはOKにしました。
 妊婦の食事は薄味が基本ですからね、このくらいは許可してもらわないと、食べることが楽しくなくなってしまいます。
 この機会に、チーズ用のおろし金も買いましたよ!

 
 今の助産院は「青魚を食べると母乳がまずくなる。白身魚がよい。刺身はからだを冷やすから食べちゃだめ。魚卵も母乳対策上、食べちゃだめ」
 前の助産院は「魚はどんどん食べなさい」
 前掲進藤本は「からだを冷やすから食べちゃだめ」
 前掲川嶋本は「サケ、タラはからだを温める」
 前掲石原本は「サケ、タラ、ウニ」

 かあさま基準として、

白身魚を食べる

ことにしました。
 魚は好きでも嫌いでもないので、こだわりがないんです。

 葉野菜
 今の助産院は「どんどん食べなさい」
 前の助産院と前掲進藤本は「生野菜はだめ。漬物にしなさい」
 前掲川嶋本はとくに言及なし。
 前掲石原本は「レタス、白菜はからだを冷やすから、熱を加えるか、塩を加えなさい。ほうれん草、小松菜、春菊はからだを冷やさない」

 かあさま基準として、

加熱するか塩もみして、たくさん食べる

ことにしました。

妊婦の食事(31週1日)その1

 引越しの翌日から、行動開始。
 引越しやその他もろもろによる負荷を、迅速かつ適切にやわらげるのが任務であります(なんとなく、軍隊風になってしまった。文脈については引越し(31週0日)を見てください)。

 この日は助産院で食事についての会が開かれていたので、これに参加しました。
 助産院で出している食事=妊産婦が取るべき食事の作り方を教えてもらって、ちょこっとお手伝いをして、実際に食べて、妊産婦の食事について考える、という内容です。

 妊産婦が取るべき食事についての考え方は、助産院ごとにさまざまだと思うのですが、かあさまのところは、玄米菜食を基本としていました。
 菜食(野菜中心)にすると、母乳が、さらり、とするそうです。
 そうそう、言い忘れましたが、妊“産”婦と書いたように、産後も見据えた食事なんです。
 というか、母乳中心
 それが、妊婦のからだにもいいそうで。

 整理すると、
一 体重が増えすぎないように(妊産婦共通)
一 貧血にならないように(妊産婦共通)
一 からだが冷えないように(妊産婦共通)
一 おいしい母乳が出るように(子ども)
一 子どもがアレルギー持ちにならないように(子ども)

 最後の二つも、妊娠中から準備する必要があるそうです。

 10人以上の妊婦さんが参加していましたが、初産で大きなおなかの人はかあさま1人だけ。
 ほとんどが、妊娠初期か中期の人でした。
 そういう早い段階で、こういうふうに、食事について具体的に教えてもらえるのは、とてもいいことだと思いました。
 もっと早くこの会に、この助産院に、たどりついていれば……。
 まあ、それはそれ。
 出産前に食事を見直す機会を与えられたことに感謝しようと思います。

 具体的な話は次回以降にして、食事のあとの院長先生の話でちょっとショックだったのは、甘い物が極端に好きなお母さんの子どもで、アレルギーや、心臓病のような重篤な病気の子がいた、ということ。
 親が甘い物好きだから子どもが重篤な病気になったとは、たぶん証明できないと思います。
 だから、慎重に言わなくてはいけないと思うんですけど、少なくとも、その極端な例示によって、かあさまは、妊娠中や母乳育児中に親が食べた物がそのまま、子どものからだをつくっていくのだ、ということを理解しました。

 院長先生があえてそんな極端な話をしたのは、ご自分の経験もあるのだと思います。
 ご主人を、癌で早くに亡くされているのです。
 ご主人は100%ミルク育ちだそうで、そのせいで癌に打ち勝つことができなかったのではないか、と考えておられるようでした。

 だからこそ、ミルクではなく母乳で育てましょう。
 おいしい母乳が出ると、子どもは健康に育つし、子育てが楽になるわよ。
 そのうえ、お母さんはきれいになるわよ、と、妊婦を励まし続けておられるのでしょう。

続きは妊婦の食事(31週1日)その2をどうぞ。

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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