当サイトではお子さんのタブレット使用をお勧めしていまして、プレゼントのオススメ「タブレット」では、選ぶ際のチェックポイントをいくつか提示しています。
タブレット使用をお勧めする理由は、いよいよ来るぞ、学習の個別化――スマイルゼミの場合で書きました。
我々の子どもたちが生き抜かねばならない時代とは、知りたい情報に到達できるのは当然であり、到達した後の、情報の真贋、軽重を見極めて、それらを組み合わせ、自分なりの解を導き出せるか、が問われる、とても過酷な時代です。
せめてインターネットを使いこなして知りたい情報に到達できるようにしておかないと、日本の子どもたちは世界中のライバルたちに太刀打ちできません。
(なお、スマホは悪か?で、スマホやタブレットを利用する際の注意点を挙げていますので、気になる方はチェックしてみてください。)
という次第で、2年半ほど前に購入した私のiPad Airは、ほぼみーちゃん専用となっています。
(どんな設定で使っているかは、iPadの「ファミリー共有」をためらう、たった1つの理由に書きましたので、気になる方はそちらをどうぞ。)
ところが、先月のクリスマス前、プレゼントの希望を尋ねると、
「パソコン」
と答えるではありませんか。
「タブレットを使っているじゃない? そのうえに、パソコンも? 私だって、新しいパソコンがほしいんですけど……」
とつぶやきつつ、子連れで家電量販店へ向かいました。
みーちゃんがまず、食いついたのは、ドローン。
コントローラーをいじりまくっています。
しかし、今の段階で「ドローンがほしい」とか言われても困るので、追い立てるようにパソコン売り場へ。
しかし、パソコン売り場でも、キーにさわって、ガチャガチャしているではありませんか。
イラっとした私は、
「あなたは、パソコンで何をしたいの? なんでパソコンがほしいの?」
と単刀直入に尋ねました。
すると、
「そうさしたい」
という答えが返ってきました。
操作、ですね。
ああ、そうか、と思いました。
彼女にとって、パソコンかタブレットか(さらにはドローンか)や、CPUやメモリがどのくらいすごいか、はどうでもよかったのです。
彼女がこだわっていたのはインターフェース、と言うとカッコよすぎるかもしれませんが、要は、カチャカチャと叩けるキーボードがほしかったのです。
だから、「iPad Air2がほしい」でもなく、「iPad ProとSmart Keyboardがほしい」でもなく、「MacBook Proがほしい」でもなく、「パソコンがほしい」だったのです。
(もう少し知識があれば、「iMacとMagic Keyboardがほしい」だった可能性はありますが……。)
これは、コンピュータがどんどん小さく薄く、そして速くなるのを横目で見ながら年齢を重ねてきた私には、かなりの衝撃でした。
インターネット・ネイティブで、デジタル・ネイティブな世代においては、コンピュータが小さくて薄くて速いのは当たり前だし、コンピュータの中身すらどうでもよくて(どれを選んでも変わりないから、あるいは、中身がどうなっているかは、これからは人間にわからない時代になるから)、接点の部分の快適さが重要なんですね。
これからの世界では、余暇を上手に楽しめる人が勝ち組では、メディアアーティスト、筑波大学助教・落合陽一さんの著書『これからの世界をつくる仲間たちへ』(小学館)をオススメしていまして、同書では、「これからの世界」の人間が「人工知能のインターフェイス」として働く場面が描写されています。
例えば、工事現場の人たちが、「ヘッドマウントディスプレイのようなものを装着して、そこに表示されるコンピュータが最適化した工程通りに工事を進め」るわけです。
つまり、人間がコンピュータの手足となる時代!
コンピュータと人間との接点を重視した選択は、これからの時代にマッチした選択だったわけです。
そこで、速やかに同じフロアのキーボード売り場に移動し、iPad Airに接続できるキーボードをお店の人に尋ね、教えてもらった製品にさわらせました。
しかし、どうも違うようです。
どういうものがほしいのか、考えさせると、あれこれさわった後、「これがいい」というものが出てきました。
それは、キーボードとしては高価格帯に属する、やや重いタッチのキーボードでした。
私は、「子どものくせに……」という言葉を飲み込んで、お店の人に、そのまま伝えました。
そうしたら、ありがたいことに、お店の人は、生意気な子どもを非難することも、親バカを笑うこともなく、真摯にニーズと向き合ってくれました。
その結果、選ばれたのが、
FILCO Majestouch Convertible 2 Tenkeyless 青軸・テンキーレス・英語 US ASCII
です。
iPad AirとBluetooth接続でき、キーの意味などがiPadと近いために違和感なく使え、しかも、子どもに無理のない範囲で最大限重めのタッチのキーボードです。
まったく同じものが見つからなかったので、似ている製品をご紹介しておきます。
TSUKUMOサイトの爽快打鍵!番外編 FILCO Majestouchキーボードまとめ特集では、「カチャカチャの青軸」とされ、「接点部にはっきりとした感触があり、カチッと高い音がなるため、メカニカルらしい爽快な入力が実感できます。特にゲームユーザーに人気の高いスイッチです」と書かれています。
青軸はまさに、みーちゃんが望んだ「カチャカチャと叩けるキーボード」なわけです。
ちなみに、「メカニカル」については、日経トレンディネットのキーボードの売れ筋、2大勢力はMajestouchとRealforce――ツクモに聞くで、「メカニカルキーボードはキー単位で独立したスイッチを配置する構造で、高級機の定番のひとつだ」と説明されていました。
Bluetooth接続のしかたまで親切に教えてくれたビックカメラ新宿西口店の店員さんに感謝しつつ、税込16,480円で購入しました。
iMacとMagic Keyboardを「これで文句あっか~!」とドヤ顔で買い与えるより遥かにお安く済みましたし、「カチャカチャ言わないよ~」と文句を言われることもありませんでした。
もちろん、現在、大活躍中です。
タブレットつながりで、蛇足ながら一言。
アプリゼミ、ダウンロードしましたか?で絶賛したDeNA(ディー・エヌ・エー)のアプリゼミの再開を待ち望んでおります。
DeNAプレスリリース通信教育アプリ「アプリゼミ」同じ勉強時間でより効率的な学習が可能で、学習効果も期待「小学1年生講座」の提供を開始によると、「今後2015年春に「小学2・3年生」、以降「小学4・5・6年生」講座を順次立ち上げ、将来的には中学・高校までの展開も見据えています」とのことでしたが、小学1年生だけで止まってしまっているんですよね……。
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