収穫の秋です!
9月22日(日)、神奈川県相模原市にある知人の知人Nさんの田んぼにおいて、稲刈りイベントを実施しました。
6月に田植えをして、7月に草取りをした、あの田んぼ(《田植え&稲刈り体験》田植えイベントを開催しました、《田植え&稲刈り体験》草取りイベントを開催しましたを見てください)です。
参加したのは6家庭。
大人11名、年長組を中心に赤ちゃんから小3まで、子ども10名。
例年だと稲刈りは9月下旬から10月上旬とのことでしたが、今年は猛暑のためか、稲の成長が速く、前倒しをして9月16日(祝)に稲刈りを予定していました。
ところが、台風が関東地方を直撃し、前日に大雨となりました。
田植えと違って、稲刈りは雨の日はできませんし(小雨でもダメ)、前日までに雨が降って田んぼに水が残っている場合もダメ。
強風のときもダメです。
そのため延期となり、法事や帰省の時期と重なってしまったため、来られない家庭が多かったのが残念でした。
稲刈りは鎌でやりました。
鎌はのこぎりみたいにギザギザになっている刃が半月状になっているので、根元に当ててそのまま引けば刈れるはずなのです。
ですが、けっこう太い束になってる稲も多くて、力を入れて、グイッグイッと何度も引かないと刈れないときもありました。
苗は数本ずつ植えましたが、田植え後3週間くらいから「分けつ期」に入り、株分かれして本数が増えるのです。
刈った跡を数えると、20本くらいに増えている稲もありました。
道理で、力がいるはずです。
腰を落として、和式トイレ体勢で刈っていたら、Nさんが、
「蹲踞(そんきょ)がいいですよ」
と教えてくれました。
腰を落とし過ぎないほうが力が入るそうです。
蹲踞は、何度かご紹介している『たたずまいの美学――日本人の身体技法』(矢田部英正著、中公文庫、→私のオススメ・その9をご覧ください)でも言及がありますが、お相撲の取り組み前の体勢、爪先立ちで踵(かかと)の上にお尻を載せた体勢をイメージしていただくのが、一番わかりやすいと思います。
昔の絵で主人を待つ武士がとっている体勢も蹲踞です(お相撲さんのように膝は開いていません)。
なんてことないポーズのように思われるかもしれませんが、やってみると難しい。
ふらついてしまうんです。
整体師さんのブログ「体・再発見 // Miz の整体室より」の「蹲踞(そんきょ)でふらつかないコツ しゃがみ姿勢 4」が参考になりそうなので、今後の課題にするつもりです。
子どもたちも鎌を持ってちょっと刈りましたが、力の入れ具合(抜き具合)が難しいようで、勢い余って靴を切りそうな子もいました(切りませんでしたが)。
そこで、次のステップである掛け干しに向けて、刈った稲の数をかぞえて5、6束並べたら少しずらして(あとで掛け干ししやすいように)また5、6束並べる手伝いをしました(それを、大人がわらで束ねます)。
車で来る人たちが渋滞で遅れたこともあり、半分くらいを鎌で刈って、残りは稲刈り機を使用しました。
何人か稲刈り機に挑戦していましたが、楽しそうでしたよ。
お次は掛け干し。
子どもたちは稲の束を担いで運びます。
でも、どちらかと言うと、掛け干しのお手伝いより、カエルを追いかけるのに夢中でした^ ^
アマガエルやトノサマガエルがそこら中にいて、人間が動くと逃げるので、動くと周りでピョンピョンしているんです。
イナゴやエンマコオロギを捕まえている子どももいました。
掛け干しが終わった田んぼで、凧あげをする子どももいました。
「風さえあれば100%あがる凧」です(《田植え&稲刈り体験》草取りイベントを開催しましたを見てください)。
子どもを背負って落穂拾いをする“ザ・日本の母”もいましたよ。
汗びっしょりになったので、地域センターのお風呂に入ってから帰りました。