保育園の話です。
みーちゃんは8か月から保育園に通っています。
認可保育園(区立)です。
やや不便な場所にあるせいかもしれませんが、入ることができてホントに幸運だったと感謝しています。
(基礎知識として、認可保育園は、「保育に欠ける」要素などが点数評価で積み上げられていって、その点数が高い人の子どもから入園が認められるシステムになってます。駅の近くの園など、人気の園には当然、高得点の人が殺到しますので、点数の低めの人までなかなか順番が回ってこないのです。)
たぶん4か月くらいの、保育園の申し込みどうしよう、とオロオロしていた頃だったと思うのですが、外資系金融機関勤務のクラスメート(男性、既婚、当時子ども2人)に、
「セレブな保育園やシッターさんって、聞いたことある?」
と尋ねました。
心当たりなし、の回答が来て、その時やっと気がついたんですよね。
彼らの奥さんはみんな専業主婦だし、女性の同僚には、ほぼ子どもがいないのです(少なくとも5年くらい前の時点では)。
その時の私が何を考えていたかというと、ですね、「セレブ」と言っても、贅沢をさせようと思っていたわけじゃないんです。
お受験をさせるつもりもありませんでした。
お受験がダメと言ってるわけじゃないです。
みーちゃんには向かないという確信があったのです。
でも、普通の保育園だと、つまんない、と言い出すだろうなあ、と予想したのです。
で、現在5歳のみーちゃん、おかげさまで入園当時と同じ保育園に通えていますが、月に3回くらいは、
「ほいくえん、つまらないから、きょうはおうちであそぶ!」
と泣き叫びます。
で、取材や講義など、私に外仕事の予定がある日は、抱きかかえてタクシーに放り込んで(暴れるので、徒歩や自転車は無理なんです~)、保育園に連れて行きます。
似たご経験のあるママにはわかっていただけると思いますが、これって相当、気力体力を消耗するんですよね。
その日、仕事しててもテンションが上がらないです。
私のような職業は、淡々とやるというより、テンションが上がらないと仕事にならない部分がありますので、それは困る。
そこで、試行錯誤の結果、外出の予定がない日はあっさり諦めて、保育園を休ませるようになりました。
「ママはお仕事するからね、邪魔しないでね」
と、コワイ顔で言いますと、みーちゃんも、積み木で遊んだり、ビデオを見たり、おとなしくしています。
そうは言っても、子どもの様子をチェックしながらですし、天気が良ければ公園に連れていくし、で、仕事は終わらない。
残った仕事は夜中にやって、つじつまを合わせています。
まあ、なぜ、みーちゃんが、
「ほいくえん、つまらない」
と言うかは、だいたいわかるのです。
その理由の中には、
「そのつまらなさを知ることが、あなたにとって必要なのよ」
というタイプのものも、
「そのつまらなさは、どうにか解決してあげたいな」
というタイプのものもあります。
すみません、奥歯に物が挟まったような言い方になってしまって……はっきり書くと差支えがあるもので。
(来月か再来月あたりには、いよいよホントにママ日記メルマガをスタートさせたいと思っていますので、そちらのほうではもっと具体的に書きます。)
で、後者のタイプのつまらなさが、ひょっとしたら解決するんじゃないかなあ、と思っている保育園があります。
お受験対応のセレブ保育園、伸芽’s(しんがーず)クラブです。
ここは、幼稚園受験、小学校受験の名門・伸芽会が昨年はじめた保育所+学童保育で、対象は満1歳から小学校3年生とのこと。
通常の預かりに加えて、お受験指導(学童にも中学受験を見据えた“塾”が用意されている)、各種お稽古事も丸投げできる頼もしさ。
(小学校4年になったら、同じグループのTOMASに行かせればいい。)
送迎バスや個別の送迎サービスもあり、利便性も十分です。
みなさん、待ってましたとばかりに飛びついた様子で、
行列ができるリソー教育の「200万円託児所」によると、
託児・教育料金は、年間で200万円近い額になります。
昨年から東京都内で5つの託児所をオープンしています。
ほとんどが満員で、キャンセル待ちも出ているほどです
ですって。
そりゃそうですよ。
私も、自分が、外で朝から晩までハードに働く勤務形態だったら、絶対ここに入れたと思う。
だって、安定感があるもん。
(私や夫は伸芽会卒業生ではないんですけどね。ただお受験校の出身なので、なんとなく「悪くはないだろう」とわかるんです。)
そのうえで、気になる点を指摘しておきます。
もしここに預けようとしている方がいたら、ぜひ、これから挙げる点を再考ないし確認してみてください、というご提案です。
1 「夜間延長は21:00まで」なので、ジジババやシッターさんに迎えに行ってもらうパターンのママが多いと思う。
(ここに子どもを入れられるくらいの収入がある人は、勤務時間も長めだと想像します。)
とすると、丸投げするつもりが、結局はつなぎ保育になってしまう。
それを上回る魅力があるかどうか。
ただ、みーちゃんが通う公立保育園でも、保育士は交代します。
「朝の先生」がいて、9時くらいからメインの先生になって、16時くらいから「夕方の先生」。
それは、公務員の勤務条件を守るためかもしれないけれど、親の立場から言っても、長時間勤務で疲れた先生にみてもらうより、安心・安全ですよね。
そう考えれば、つなぎ保育はたいした問題ではないかもしれません。
2 丸投げの弊害があるかもしれない。
昨今報道されているような中学、高校のいじめに比べたらかわいいものだと思いますが、保育園や小学校でも、いじめはあります。
客観的にはいじめとまで言えなくても、主観的に、
「○○くんがいじめるの~」
とか。
“好きだからいじめる”パターンを含めて、の話です。
そういう摩擦は、この先、人間社会で生きていくなら必要なものだと思います。
ただ、丸一日は、小さな子どもにはキツイかもしれない。
例えば、朝から保育園で○○くんと一緒でも、例えば15時にシッターさんがお迎えに来てくれて、お稽古事に同行してくれて、一緒に帰宅してご飯を食べる――だったら、○○くんは15時まで我慢すればいい。
お稽古事に○○くんがいるなら、教室を変えればいい。
でも丸投げだと、保育時間も、お稽古事も、夜ご飯も、○○くんと一緒になってしまう可能性があるのです。
そのリスクをどう考えるか。
3 身体を動かす時間が少ない。
サイトを見る限り、運動は体操中心のようで(受験対策上、それが必要だからだと思いますが)、外遊びが少ないのが、少し気になります。
ただ、みーちゃんの保育園でも外遊びは少ないですし、伸芽’sクラブだけの問題ではないと思います。
東日本大震災後、余震が続くのでお散歩に行かなくなった記憶というか実感がありますし、それがなくても年々、安全上、外遊びのハードルが上がっているのだろうと思われます。
とは言え、外が無理なら、プールやリトミック、ダンス、日本舞踊のようなお稽古事で補えばいいわけですよね。
Trackback
トラックバックはありません
Comment
兵庫県の幼稚園求人の註解はこちら。お役立ちホームページです。