2013年11月

保護中: 2013年11月27日配信 現在進行形のママ日記(6歳4か月) 自我崩壊

このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパスワードを入力してください。

プレゼントのオススメ「百玉そろばん」

以前、別名義のお仕事で脳科学者から、被験者(大人)に1桁の足し算か引き算を頭の中でやってもらい、MRIでスキャンすると、足し算と引き算のどちらをしたか、当てることができる、という話を聞いて驚いたことがあります。
どうやって当てるかと言うと、目を動かす脳の回路を見るのだそうです。
足し算だと目を右に動かすのと同じ回路に、引き算だと左に動かす回路に、それぞれ動きがあるのです。

つまり、多くの子どもは、5足す7であれば、数直線を書いて、5のところから7右に進んで、12という答えを導きます。
引き算であれば、左へ進んで答えを出します。
例えば、何度かご紹介しているMOOC(公開オンライン講座)の一つカーン・アカデミーの中で算数の入り口にあたる動画でも、数直線が使われています。

やがて、成長とともに暗算できるようになりますが、それは、数直線を手で書いて目で追って答えを出す、という身体の動きを内面化したということ。
脳の働かせ方自体は変わらないのです。
びっくりしませんか!

とすれば、子どもが指を折ったり数直線を書いたりして計算するのを「やめなさい」と叱るのは、まったくのナンセンス。
むしろ、「どんどん指や手を使って数えなさい」という話になるはずです。
このように身体を動かして理解するというのは、子どもの生理に合っているのですね。

そして、数直線を書けないような小さい子にオススメなのが、百玉そろばんです。
玉が並んでいるので、1つずつ数えて数字に親しむことができます。
指だと両手の10が限界ですが、百玉そろばんなら、もっと大きい数字まで数えることができます。
同じことはおはじきや大きめのビーズでも可能ですが、誤飲がこわいので(とくに妹、弟のいるご家庭)、“安全を買う”感覚で百玉そろばんを購入されることをオススメします。

もちろん乳幼児時代だけでなく、小学生になっても百玉そろばんは使えますので、投資は回収可能です(笑)。
例えば、『親野智可等の頭がよくなる「算数力」教室』(宝島社)では、親が手でいくつか玉を隠し、隠した数を当てさせるクイズが紹介されています。
百玉そろばんは普通、横に10個の玉が並んでいるので、「足して10になる数」(補数と言います)を瞬時に答えられるように特訓する道具として最適なんですね。
この補数は1年生のはじめの頃に学びますが、親野智可等先生は、
「その後の算数の得意不得意の分かれ目」
とまでおっしゃってますよ~
気になる方は、同書をご覧くださいね。

ところで、百玉そろばんにはいろいろあります。
例えば、私が百玉そろばんを買うときに参考にさせてもらった「百玉そろばんレポート」というサイトのこんな商品がありますというページをご覧ください。
「こんなにいろいろあっては、選ぶのが大変!」
というママ、パパのため、うちが買った物をご紹介します。
それは、ドイツのHABA(ハバ)社の百玉そろばんです。

なぜこれを選んだかと言うと、

1 数字や絵が書いていないので(後ろの板などに書いてある商品もある)、数字や絵に惑わされることなく純粋に数と親しむことができる。
2 5個ずつ色が変わるので(1列10個の色が同じ商品が多い)、直感的に数を感じることができる(5は片手の指の数と同じですからね)。
3 玉の色が赤と黄色だけじゃなくてカラフル

たぶん、この条件すべてを満たすのはHABA社のだけだと思います。
マイナスは、若干デザインが子どもっぽいことかな。
でも、リビングルームに置いていても違和感のないデザインですよ。

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
生後106日以降のママ日記は有料とさせていただいております。有料とする理由含め詳細は「当サイトについて」をご覧ください。
取材(「取材してほしい」「取材したい」の両方)、お子さまの教育についての相談(実費申し受けます)などもお気軽にどうぞ。「お問い合わせ」からご連絡をお願いします。

月別アーカイブ
タグ

最近のコメント
最近のトラックバック
私のオススメ・その1
私のオススメ・その2
私のオススメ・その3
私のオススメ・その4
私のオススメ・その5
私のオススメ・その6
私のオススメ・その7
私のオススメ・その8
私のオススメ・その9
私のオススメ・その10
人気の投稿