昨夏、つまり、みーちゃんが小学2年の夏にボツとなった自由研究ネタを一挙放出します。
昨年6月くらいだったと思いますが、学校の図書館で『レイトン教授と ふしぎ! なぜ? かがくの話』(栄光ゼミナール監修、レベルファイブ、主婦と生活社刊)の1年生から4年生までを借りてきました。
読んで、疑問を感じた(問題を思いついた)ようなので、日記に書かせました。
疑問の1つ目は、「かげができるのはなぜ?」。
かげができるのは、まあ、太陽の光があたるからですが、自由研究になりそうな方向ということで、影絵を検討しました。
まず、算数と結びつかないかと考え、『算数おもしろ大事典』か『親子で学ぶ数学図鑑』かで紹介した『算数おもしろ大事典』をパラパラとめくったら、ありました。
194ページ「見る向きがちがうと形が変わる!?」です。
横から見ると魚なのに、床に写しだされた影は、「鯛」などの文字なんです。
すごいアイディアと技ですねえ。
工作が好きな子は、真似して(もっとシンプルなものを)作っちゃうかも。
ただ、みーちゃんの興味のありかとは方向が異なるので、ググってヒントを探しました。
色のつく影絵を作る(デイリーポータルZ)
「光の三原色実験」という学研のキットを入口に、大掛かりな自作セットによる試行錯誤。
とても面白そうだったのですが、2年生には無理=実質的に親が作ることになる、との理由で却下。
「科学工作キット」という通販サイトで光の三原色ライトを見つけましたが、やるなら自作したいので、こちらも却下。
こういうの、上野の科学博物館の展示にありましたし。
影絵に色がつくと、きれいだなあ、と思って、その方向でググります。
メディアアーティスト岩井俊雄さんのブログ「いわいさんちweb」のロカちゃんと幻灯機遊びでは、古い幻灯機のおもちゃで、自作のお話しフィルムを投影していました。
とても楽しそうですが、お話しだけだと、自由研究っぽくないなあ……。
「ともぬいママさん工房」の手づくり幻灯機のように幻灯機も自作すると、自由研究っぽくなりますが、自分が一緒に作るのは大変です……。
劇団みんわ座の写し絵ワークショップに参加すれば、プロが制作指導してくれるので、私はラクできますが、残念ながら、ワークショップと日程が合わず。
ちなみに、小学生向けの公演はこんな感じだそうです。
だるま、すごい!
江戸糸あやつり人形劇団 結城座結城座豆辞典に「写し絵」についての詳しい説明があります。
疑問の2つ目は、「がっきが音が出るのはなぜ?」。
楽器の音ですね。
さきほども紹介した「科学工作キット」に共鳴おんさ(2個組)がありました。
おんさには、楽器店でよくさわっています。
昔はこれで調弦したそうですね。
本格的に音について取り組むなら必要でしょうが、2年生には難しいかな、と思いました。
同じサイトの手作りモノコードのほうが、楽器の音、というコンセプトにぴったりです。
でもよく見ると、お箏と構造が似ているんですよ。
だったら、もう少し学年が上がってから、うちにあるお箏を使って自由研究すればいいんじゃないかな、ということになりました。
(みなさんのおうちにも、おばあちゃんが使っていたお箏が眠っていませんか~)
疑問の3つ目は、「えんぴつはなぜいろがでるの?」。
これは、いいプランを思いつきませんでした。
その後、なぜか塩に興味をもちまして、検討したのが、公益財団法人塩事業センターの塩の実験のページ。
実際の自由研究は、この延長線でやりました。
国立研究開発法人・科学技術振興機構のサイト「サイエンス チャンネル」で、食品やスポーツ用品、工業製品など身の回りにあるモノがどのようにして出来上がるのかを撮影したメイキング動画が300本以上アップされています。
DNAというサイトの「身の回りにある日常品はどのように作られていのか?」科学技術振興機構がその謎を解き明かす300本以上の映像シリーズ「THE MAKING」に動画の一覧がリンク付きで載っているので、とても便利です。
いいヒントをもらえると思います。
さて、今年はどうしよう?