助産所見学(8週2日)その1でお話ししたように、助産院で産もうと考えた私、かあさま。
お産を助産院でするとしても、健診のすべてを助産院ですることはできません。
何回かは、助産院が提携している病院でうけなければならないのです。
私がお産をしようと思った助産院は、総合病院1つ、個人病院1つと提携しています。
「待ち時間なしよ」
と、院長先生は個人病院を薦めてくれましたが、うちからはチト遠い。
歩いて行けて、以前かかったこともある総合病院にかようことにしました。
この日は、それまで健診をうけていた病院で、紹介状を書いてもらいました。
紹介状を書いてもらう、ということは、もうその病院には行きません、よその病院に移ります、ということ。
いろいろ理由とか聞かれるのかなあ、つっけんどんな対応をされるかなあ、と、ちょっとドキドキしていましたが、まったくの杞憂でした。
看護師さんが、
「こちら、今日が最後の方です」
と言うと、ドクターがごく自然な調子で、
「じゃあ、紹介状を書きますね」
どこの病院宛てに書けばいいか、と問われることもなく、すっかり拍子抜けしてしまいました。
〈ひょっとしたら、ここはお産で有名な病院なので、お産の希望者が多くて、お断りをしているほどで、だから、他の病院に移ってくれるのはありがたい、ということなのかしら〉
と邪推したくなるほどでした。