2007年05月

紹介状を書いてもらう(10週1日)

 助産所見学(8週2日)その1でお話ししたように、助産院で産もうと考えた私、かあさま。
 お産を助産院でするとしても、健診のすべてを助産院ですることはできません。
 何回かは、助産院が提携している病院でうけなければならないのです。

 私がお産をしようと思った助産院は、総合病院1つ、個人病院1つと提携しています。
 「待ち時間なしよ」
と、院長先生は個人病院を薦めてくれましたが、うちからはチト遠い。
 歩いて行けて、以前かかったこともある総合病院にかようことにしました。

 この日は、それまで健診をうけていた病院で、紹介状を書いてもらいました。
 紹介状を書いてもらう、ということは、もうその病院には行きません、よその病院に移ります、ということ。
 いろいろ理由とか聞かれるのかなあ、つっけんどんな対応をされるかなあ、と、ちょっとドキドキしていましたが、まったくの杞憂でした。
 看護師さんが、
「こちら、今日が最後の方です」
と言うと、ドクターがごく自然な調子で、
「じゃあ、紹介状を書きますね」
 どこの病院宛てに書けばいいか、と問われることもなく、すっかり拍子抜けしてしまいました。
〈ひょっとしたら、ここはお産で有名な病院なので、お産の希望者が多くて、お断りをしているほどで、だから、他の病院に移ってくれるのはありがたい、ということなのかしら〉
と邪推したくなるほどでした。

初生オケ(10週0日)

 バレエ団に所属する友人が出演する公演を観に行きました。
 演目は「くるみ割り人形」
 子どもが主人公で、きれいな音楽、わかりやすいストーリー。
 みーちゃんたーちゃんのバレエ初体験にぴったりです(まだ視覚は発達していないし、耳も聞こえないはずなんですけどね)。

 ホールに到着すると、なんと、オケボックスが。
 みーちゃんたーちゃん、10週0日にして生オケを体験!
 なんと贅沢な胎児でしょう。

 やはり生の音はからだに響いてくる感じがします。
 かあさまも、ほんわか幸せな気分になれました。
 みーちゃんたーちゃんも楽しんでくれたかな?

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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