前日(薄味の副作用(37週2日)を見てください)の続きで、塩分の話。
塩分控えめの食事って、ほんと味気ないんです。
いわゆる病院食のイメージですね。
じゃあ、塩以外の何かで味をつければいい。
そう考える人もいるでしょう。
かあさまもそうでした。
味噌?
醤油?
ダメです。
どちらにも「塩分」が入っています。
かあさまが助産院に入院したときなんて(入院する(35週1日)を見てください)、お味噌汁を飲ませてもらえなかったんですよ!
「それじゃあ、かわいそうよね」
と、内緒で(裁量で?)お味噌汁を出してくれた助産師さんもいたのですが、出てきたのは水で薄められたお味噌汁でした(涙)。
もともと助産院の食事は薄味なのに……。
まあ、これだけ足がむくんでいるから、当然の扱いなのですが。
でも、おいしい物が食べたい。
どうしよう?
「塩分」つまり塩化ナトリウム以外に、「塩味」のする物質って、あんまりないみたいですね。
味の素から出ている「やさしお」という塩は、塩化ナトリウムを1/2にして、代わりに塩化カリウムを加えることで、塩分を通常の1/2にカットしているのだそうです。
今ならそれを使うのもアリだと思いますが、残念ながら当時はまだ発売されていませんでした。
そこで、かあさまが注目したのが、トマトです。
「おいしい」と言えば、「うまみ」。
昆布とか鰹節です。
「うまみ」成分というのは、主に「グルタミン酸」と「イノシン酸」なんだそうですが、トマトには「グルタミン酸」が豊富に含まれています。
それを知って試したのが、「トマトスープ」でした。
当時の献立メモに頻繁に登場するのです。
「塩味」がダメなら「うまみ」でカバー、ということでしょうが、困ったことに、どんなもんだったか、よく思い出せないのです。
ドライトマトを刻んで、みじん切りバジルを入れて、玉ねぎとかと煮込んだ気がしますが……。
思い出せないということは、あまりおいしくなかったんでしょうね……(だから、献立365日には入れていないのです)。
今作るとしたら、少量のオリーブオイルでニンニクを炒めて、玉ねぎ入れて炒めて、パプリカ入れて、完全に火が通って、くたーっとなって甘みが出てきたら、ズッキーニとトマト(生でも缶詰でもOK)とみじん切りバジルと少量の塩入れて、水ちょっと足して、ズッキーニに火が通ったら出来上がり、という感じかな。
スープというより野菜煮込みですが、今2歳のみーちゃんたーちゃん、これ大好きです。
ということは、授乳中ベビーにも、授乳ママにも、胎児にも、妊婦にも、いいのでは?
どうでしょうね?