この日、高級食材(薄味の副作用(37週2日)を見てください)を買いに、デパ地下へ出かけました。
帰りにデパート内の洋食屋さんでランチです。
〈ひょっとしたら、これが最後のカニクリームコロッケかもしれない、これが最後のハヤシライスかもしれない……〉
と、一口一口噛みしめるように味わいました。
さて、面白かったこと。
かあさまが店内に入った瞬間から、みんな、気を遣う、気を遣う。
そんなにお腹大きいか。
「まもなく出産で~す。取扱注意よ」
とでも顔に書いてあるのか。
何も言わなくても、荷物を預かってくれる。
喫煙席から一番遠くて、しかも落ち着ける席(上席と言っていいのかしら)に案内される。
座りやすいようにテーブルをずらしてくれる。
かあさまが席を立つと、目にも留まらぬ早業で、道を譲ってくれる。
大切にされているというか、敬遠されているというか。
サバンナで寝っ転がっているライオンって、こんな気分なのかなあ。