2013年12月

プレゼントのおすすめ「パズル」その2

プレゼントのおすすめ「パズル」その1の続きです。
直接勉強に役立つパズルがよければ、絶対これ!
2013年1月29日配信 現在進行形のママ日記(5歳6か月) 分数パズルで紹介した「おやこでいっしょに! はじめての分数パズル」で決まりです。

「カラフルな11種類のピースを使ったパズル遊び。いろいろな組み合わせで「1」を作ることで、分数の「通分・約分・加法・減法」などをイメージで理解し、考える力も養う」もの。
真ん中に円状の凹みがあるトレイに、1、1/2、1/3、1/4、1/5、1/6、1/7、1/8、1/9、1/10、1/12サイズのピースを適宜はめ込んで「1」をつくろう、というわけです。
『親野智可等の頭がよくなる「算数力」教室』(宝島社)に、
「小学校の算数は分数の勉強から一気に抽象的になっていきます。それでわからなくなる子が増えるのです」
と書かれていたので、何かいい教材はないかな、と探していて見つけました。

『親野智可等の頭がよくなる「算数力」教室』では「リットル図」(四角いピースを縦に積んでいく感じ)を勧めていましたが、この分数パズルのように円をつくるほうがわかりやすいし、楽しいと思います。
1/2は2枚、1/3は3枚、1/4は4枚、と同じサイズの(かつ同じ色の)ピースだけで「1」がつくれるようになっていますが、何と言っても、このパズルの面白さは、いろんなサイズのピースをはめ込んで「1」をつくるところにあります。
いろんな色の、いろんなサイズのピースを並べて、きれいに円に収めるわけです。
ただ、こんなふうにビミョウに間違えることもあります。

分数パズル02

「1/7が入っているのに、なんで1になってるの?」
とビビって、全正解が載っているガイドブックをめくりましたが、同じものはなし。
そこで、検算。

1/3+1/6+1/9+1/12+1/7+1/6
=84/252+42/252+28/252+21/252+36/252+42/252
=253/252
=1+1/252

うわあ~~~
ガイドブックにも、

「トレイにピースをはめ込んだとき、ぴったりはまったようでも「1」ではないことが起こります。これはピースをはめたときに多少の「あそび」を持たせているためですので、ご了承ください」

と書かれていました。
なるほど。
とすれば1/252程度の誤差は、仕方ないですね。

うちでは、ちゃんと分数の勉強をするまで、比較的誤差を生みやすそうな「1/7」のピースを使わないように、片付けました。
「1/11」のピースも入っていないことですし、「1/7」を隠しても別に問題ないと思います。

分数を勉強するようになったら、ガイドブックでも推奨しているように、「正解」かどうかをいちいち大人が確認してあげる必要があると思います。
そういう手間がかかるから、親野智可等先生は「リットル図」を勧めているのかもしれませんね。
さすがは親野智可等先生、深いです。

ただ、分数について知らずにパズルとして遊んでいる段階では、円のほうが断然、面白い。
「それは1じゃないよ~。1と1/252だよ~」
とか細かいことを言わずに、勝手に遊ばせていればいいんじゃないかと思います。
で、分数のお勉強に入った段階で、
「実は、あなたが遊んでた、あれはね、こういうことだったのよ」
と説明すれば、スッと分数が体に入ってくるのではないでしょうか。

【追記】2019.12.6
実際に分数を学ぶ段階に入ったとき、みーさんは、
「分数パズルをやってて、よかったー!」
と叫びました。

プレゼントのおすすめ「パズル」その1

パズルといってもいろいろあります。

親としてはこういうのを買い与えたい。
子どももけっこう夢中になって取り組んだりするわけですが、果たしてこれをプレゼントとしてよいものか、少々迷います。

プレゼントにするなら、こういう楽しいジグゾーパズルが定番でしょうか。

最初は(誤飲対策も兼ねて)親子で一緒に挑戦。
慣れてきたら、子ども1人で。
子ども向けのジグゾーパズルだと、すぐ場所を覚えて飽きてしまいますが、大人向けのだとなかなか覚えられない(上の画像で言うと、海の部分とか)ので、繰り返し遊べて、コストパフォーマンスが大変よろしいです。

立体的でオシャレなのがよければ、DJECOのマトゥデマタタがオススメ。

マトゥデマタタは「わたしのネコおばさん」という意味。
ネコを可愛がるおばさんとネコちゃんたちを順に積み上げていき、崩したら負け、というバランスゲーム。
絵がかわいいし、ピースがとても軽いので、小さい子どもも安心して参加させられます。
次が子どもだったら、やさしく、次が大人だったら、難しく積み上げて、と難易度が調整できるのもいいですね。
親戚が集まったときなどに、みんなで楽しめそう。
崩れたときに
「ワー」
「キャー」
「××おじさんたら~もう酔っ払っちゃって~」
と、盛り上がること請け合いです。

親戚に小さい子はいないよ、ということでしたら、対象年齢6~99歳、ギガミック社のバティークはいかがでしょうか。

オシャレで知的な「テトリス」ってところでしょうか。
ちなみに、ウィキペディアのテトリスのページによると、テトリスって、元々はソビエト連邦の科学者たちが教育用ソフトウェアとして開発した作品なんですって。
なるほど~納得です。

「もっと創造性豊かなパズルがいいわあ」というママ、パパにお勧めするなら、DJECOのジオフォーム セット ボックス。

木のボックスをパカっと開けると、ブリキのシートが2面あり、そこに合計42個もある丸・三角・四角などの木製ピースで絵を作っていきます。
木製ピースの裏側に磁石がついていますので、閉じて立て掛けても、絵は崩れません。
小さな弟妹に、せっかく作ったピースの絵をグチャグチャにされて、
「ギャー!」
みたいな修羅場になりにくいです。
製作途中でいったんしまって、食事にして、終わったらまた製作再開、みたいなこともしやすいです。
24枚のお手本カードがついているので、最初はそれを見ながら。
慣れたら、自分で自由に作ることができます。

長くなってしまったので、続きはプレゼントのおすすめ「パズル」その2で。

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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