プレママ日記

赤ちゃん学って何?(11週2日)

 とうさまの買い物に付き合って、ぶらりと入った本屋さん。
 棚を眺めていて、あるタイトルが目に留まりました。
『赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識』(産経新聞「新・赤ちゃん学」取材班著、新潮文庫)

 「赤ちゃん学」なんて言葉、初めてお目にかかります。
 でも、なんとなく面白そうです。
 それに分厚い育児書を買う気はないけれど、これなら、文庫本だから気軽に読めそう。

 早速購入して読みはじめたら、ほんとにすいすい読める!
 最先端の研究成果がたっぷりと盛り込まれているから、「へえ」とか「そうなんだあ」と驚くことばかり。
 読めば読むほど、先を読みたくなります。
 かと言って、難しい専門書ではありません。
 新聞の連載をまとめた文庫本だから、とても読みやすいんです。

 「へえ」と思ったところ、あっちこっちにマーカーで線を引きましたが、一番「へえ」と感動したのが、母乳を飲むという動作によって赤ちゃんの口のまわりの筋肉が発達する、ということ。
 赤ちゃんは、ただ乳首をチューチュー吸っているのかと思っていましたが、そうではないんですねえ。
 いろんな筋肉を使って、かなり複雑な動きをしているのだそうです。

 一方、哺乳びんでミルクを飲むのはラクだから、口のまわりの筋肉は発達しにくい。
 そのため、あごの発育が悪くなり、大きくなってから、噛み合わせや歯並びが悪くなりがちなのだとか。

 びっくりです。
 母乳を飲むという動作自体に、そんな意味があるなんて。
 母乳で育てたい、という気持ちが初めて湧いてきました。

紹介状を書いてもらう(10週1日)

 助産所見学(8週2日)その1でお話ししたように、助産院で産もうと考えた私、かあさま。
 お産を助産院でするとしても、健診のすべてを助産院ですることはできません。
 何回かは、助産院が提携している病院でうけなければならないのです。

 私がお産をしようと思った助産院は、総合病院1つ、個人病院1つと提携しています。
 「待ち時間なしよ」
と、院長先生は個人病院を薦めてくれましたが、うちからはチト遠い。
 歩いて行けて、以前かかったこともある総合病院にかようことにしました。

 この日は、それまで健診をうけていた病院で、紹介状を書いてもらいました。
 紹介状を書いてもらう、ということは、もうその病院には行きません、よその病院に移ります、ということ。
 いろいろ理由とか聞かれるのかなあ、つっけんどんな対応をされるかなあ、と、ちょっとドキドキしていましたが、まったくの杞憂でした。
 看護師さんが、
「こちら、今日が最後の方です」
と言うと、ドクターがごく自然な調子で、
「じゃあ、紹介状を書きますね」
 どこの病院宛てに書けばいいか、と問われることもなく、すっかり拍子抜けしてしまいました。
〈ひょっとしたら、ここはお産で有名な病院なので、お産の希望者が多くて、お断りをしているほどで、だから、他の病院に移ってくれるのはありがたい、ということなのかしら〉
と邪推したくなるほどでした。

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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