とうさまの買い物に付き合って、ぶらりと入った本屋さん。
棚を眺めていて、あるタイトルが目に留まりました。
『赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識』(産経新聞「新・赤ちゃん学」取材班著、新潮文庫)
「赤ちゃん学」なんて言葉、初めてお目にかかります。
でも、なんとなく面白そうです。
それに分厚い育児書を買う気はないけれど、これなら、文庫本だから気軽に読めそう。
早速購入して読みはじめたら、ほんとにすいすい読める!
最先端の研究成果がたっぷりと盛り込まれているから、「へえ」とか「そうなんだあ」と驚くことばかり。
読めば読むほど、先を読みたくなります。
かと言って、難しい専門書ではありません。
新聞の連載をまとめた文庫本だから、とても読みやすいんです。
「へえ」と思ったところ、あっちこっちにマーカーで線を引きましたが、一番「へえ」と感動したのが、母乳を飲むという動作によって赤ちゃんの口のまわりの筋肉が発達する、ということ。
赤ちゃんは、ただ乳首をチューチュー吸っているのかと思っていましたが、そうではないんですねえ。
いろんな筋肉を使って、かなり複雑な動きをしているのだそうです。
一方、哺乳びんでミルクを飲むのはラクだから、口のまわりの筋肉は発達しにくい。
そのため、あごの発育が悪くなり、大きくなってから、噛み合わせや歯並びが悪くなりがちなのだとか。
びっくりです。
母乳を飲むという動作自体に、そんな意味があるなんて。
母乳で育てたい、という気持ちが初めて湧いてきました。