東大法卒41歳ママ日記 - 幼児教室や塾に通わなくても、お金をかけなくても、子どものためにやってあげられることは、きっとあるはず。 東京大学法学部を卒業して19年、その間に見たこと聞いたこと考えたことを総動員して取り組む、初めての育児の記録です。

　この日は助産院でおこなわれる「ゆる体操」のレッスンにも参加しました。
　実はゆる体操、3回目です。
　30週3日と35週1日にもやってます。

　安産によい、ということで助産院が勧めているのだと思いますが、正直言って、あまり効果は感じられませんでした。
　悪い、という意味ではありません。
　難しい、と感じたんです。
　本当に効果が出るレベルに達するためには、週に1回とか月に1回とかではダメで、毎日やるくらいじゃないと無理なのではないか。
　いや、もっと言えば、妊娠してからはじめたのでは遅くて、その前から動きをきっちりマスターしておく必要があるのではないか。

　ゆる体操の動き自体は、決して難しいものではありません。
　バレエの回転（ピルエット）やリフトのような、特別な動きでもありません。
　運動科学総合研究所のサイトの「高岡英夫・著書のはしがき」のページを見ると、こんな説明をしていました。

身体をゆすってゆるめること、もしくはそのための方法を「ゆる」と言い、「ゆる」を柱にさらに徹底的に身体をゆるめるために武術、ヨガ、気功、呼吸法の奥義に「モゾモゾ」「クネクネ」などの擬態語、そして駄洒落をも取り入れた体操を「ゆる体操」と言います。

　かあさまが習った動きの中でよく覚えているのが、仰向けに寝っ転がって片膝を立て、もう一方の足先で立てた膝を「コシコシ」と言いながらこする動き。
　それから、立ったまま、「クネクネ」と言いながらクネクネする動き。

　そんな感じです。
　ただ、身体を脱力させてゆするような動き、つまり普通の人が普段はしない動きなので、この動き方に慣れるまで時間がかかります。
　昔の人にとってはたいしたことのない動きだったのかもしれませんが、多くの現代人にとっては違和感のある動きなのではないかと思います。

　本当に効果が出るレベルに達するには相当な練習が必要だと感じたのは、そのためです。
　しかも、妊婦、とくにお腹が大きい妊婦は、自分の思い通りに身体を動かすことができません！
　なので、なおさら、正しく「ゆる」するのが難しいんじゃないか、ということなんです。
　というわけで、妊娠してないみなさ～ん、ぜひゆる体操をやってみてくださ～い。