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こんな感じに校長先生とバトルしました

ご無沙汰してすみません!
不登校学習サポートや、学校を超えて学び合える10代のためのSNSTHINKERSで忙しく、更新を怠っていました。
この夏の間にぼちぼちキャッチアップしていきたいと考えています。

まず、不登校新聞への寄稿とその反応でお知らせした続編。
不登校新聞 494号(2018/11/15発行)に掲載されています。
「学校と話すとホントに腹が立つ」校長と私のバトルレポートです。

編集部がイイ感じにまとめてくれているので、ぜひそちらをお読みいただきたいのですが(お試し購読もできます!)、正直、不登校当事者が身近にいる方以外にはハードルが高いですよね……
しかし、不登校が身近な問題ではない方にこそ、状況をお伝えしたいのです。
しかも、最近、不登校以外の方、例えばインターナショナルスクールにお子さんを通わせている保護者の方(複数)からも「校長とバトルしている」という話を聞きました。
ということで、掲載から半年以上経っていることも考慮して、第1稿をご紹介します。

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 前回は完全不登校だった11歳の子ども(公立小学校在籍)が「週3回登校したいと言ったら、校長から毎日登校しろと言われた」という話でしたが、ウチの11歳さん、その後なんと、
「もう学校に行かない」
と言い出しました。
フリースクールや、私がはじめたホームスクールサポートセンター、習い事には行くし、学校の友だちが家に遊びに来てくれるから、学校に行く必要はないのだそうです。

 実はそれより前、運動会の1週間前でしたが、
「なんで全員が同じことをやるのかわからない。運動会に出ない」
と言い出しました。
「それじゃあ、迷惑がかかるから、練習も休もう」
と言って次の日から休んだのですが、内心、運動会が終わってもこれは登校しないんだろうな、という予感がありました。
そして案の定、「学校に行かない」宣言に至ったわけです。

 全員が同じことをやるのは、要は「集団生活に適応する訓練」です。
その意味がわからないと言うのであれば、これはもう話し合ってどうかなる問題ではないと観念し、正直に学校に伝えると、またお呼び出しが。

 校長の「なぜ学校に来ないのか」とのお尋ねに対して、私は、
「授業がつまらない」
「勉学への欲望が生まれない」
「どの先生も、5分で済む話に45分かけている」
「まず、簡単な問題の解き方を教えてほしい、そしたらやってみる。
それでわかったら、難しい問題や変わった問題、例外問題の解き方もだいたいわかるから、教えてくれなくていい。
自分で論理的に考えたい」
という子どもの言葉をありのまま伝えました。

すると校長は、また親である私を責めはじめました。
私も負けずに言い返します。

「学校教育を受けさせる義務はどうするんだ?」
「憲法が言っているのは、教育を受けさせる義務ですが?」
「教育とは学校教育だ」
「それだけじゃないですよね?」
「あなたは、子どもに責任を押し付けている。子どもが学校に行きたくないと言ったから行かなくていいと言う。
親の責任を果たしていないじゃないか!」
「いえ、逆に私は親として責任を取って、自ら子どもに合った教育を模索し、与えようとしているんですが」
「教育委員会はどう言うか」
「これまで、事を荒立てないように教育委員会や文科省には何も言いませんでしたが、そこまでおっしゃるんでしたら直接話してきます。
 先生は公務員ですよね、公務員には憲法を守る義務があり、法律を守る義務があります。
16年12月に成立した教育機会確保法13条には『個々の不登校児童生徒の休養の必要性を踏まえ』という文言があります。
『休養の必要性』とは、要するに、学校を休んでいいよ、ということです。
同年9月の通知では、文科省は『不登校は問題行動ではない』と言っています。
それを先生は無視するんですか?」
「……私の個人的見解だ。学校はいつでもお子さんを歓迎します」
「それは承知しております」

学校が歓迎してくれているのは、親子とも、よくわかっているのですよ、校長先生。
論点はそこではないのです。

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プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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生後106日以降のママ日記は有料とさせていただいております。有料とする理由含め詳細は「当サイトについて」をご覧ください。
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