ついにこの日がやってきました。助産院での初健診。
助産所見学(8週2日)以来ですから、4か月ぶりでしょうか。
見学のときは入院室で話を聞きましたが、この日はいよいよ診察室へ。
期待に満ち満ちて足を踏み入れると、いろんな荷物が所狭しと並んでいます。
ん?
「どこでもいいよ~」
という声に、我に返り、とりあえず、奥へ進みます。
薄汚れたヨガマットのようなものがあったので、そこに腰を下ろしました。
さらに奥には、簡易ベッドのようなものが。
荷物が並んでいるあたりをよく観察すると、板の上に荷物が並んでいます。
どうやら、下に水中出産用のプールがあるようです。
やや雑然としていて、落ち着きません。
〈こんなところで内診とかもするのかなあ〉
ちょっと不安になりました。
「はい、これ書いてね~」
問診票を渡され、記入。
書き終わって、問診表を渡すと、ペラペラと紙をめくり、
「体重増えすぎだね~」〈え? あんた、誰?〉
目の前にいるのは、20代半ばくらいの女性です。
さっきから、
「どこでもいいよ~」
とか、
「はい、これ書いてね~」
とか、この人、なんかなれなれしいなあ、と不快に思っていたら、どうも助産師みたいです。
しかも、この人が問診をするみたい。
〈院長先生じゃないの?〉
〈やだ!〉
と思いましたが、まだ何をされたわけでもありません。
〈もう、いい年の大人なんだから、落ち着いて〉
と自分に言いきかせ、ぐっと我慢します。
で、体重の話です。
「間食してる?」
まったくしていないわけではないので、
「はい」
と答えます。
「ポテトチップスを食べてる?」
食べたことはあるので、
「はい」
と答えます。
「パンは食べてる?」
パンは好きでよく食べているので、
「はい」
と答えます。
おなかを見せるように言われました。
触って、
「おなかが冷たい。胃が冷えてるのが気になるなあ」
〈まさか! あれだけ冷え対策していたのに……〉
ショックでした。
〈あなたの手が冷たいんじゃないの?〉
と毒づきたくなりましたが、そうではなさそうです。
だって、あとで院長先生もいるときに、パンの話になって、
「くるみとライ麦のパンが好きなんです」
と言ったら、院長先生が、
「くるみはアブラよ~。それにパンには砂糖がいっぱい入っているの。
それから、イースト(イーストフードのことだと思われますby渡辺リエラ)は体を冷やすのよ。
食べるなら、砂糖の入っていない、天然酵母の全粒粉のパンね」
〈そろそろ食事制限(助産所見学(8週2日)その2を見てください)をきっちり守ったほうがいいかなあ~〉
なんて、のんきに考えていたかあさまです。
今ごろになって、そんなこと言われても、困ります。
〈4か月もほったらかしにしておいて、それはないでしょ〉
というのが、そのときの正直な気持ちでした。
それから、問診をした若い助産師。
もう1年以上前のことですから、細かいやりとりは忘れちゃいましたけど、無神経な人だな、と思いました。
だって、外出中の院長先生に、電話で私の状態を報告しているとき、
「~神経質になってるみたいで~」
と、平気で口にしたんです。
本人の目の前で、そんなこと言うか?
本当に神経質な人だったら、逆上するんじゃないの?
あと、かあさまが、
「昨日ジンジャエールを飲みました」
と言ったら、毎日ジンジャエールを飲んでいると勘違いしていたので、早とちりする人なんだな、とも思いました。
期待が大きかっただけに失望も大きく、よどんだ気分で家路につきました。
Trackback
トラックバックはありません
Comment
コメントはありません