2014年03月

テレビで子育て――算数・理科・社会・音楽・体育

テレビで子育て――総論・英語・国語の続きです。

算数は、さんすう刑事ゼロがイチオシ。
「ベテラン刑事ゼロと新人刑事イチが、「算数」を使って難事件に立ち向かうミステリードラマ」で、モロ師岡(もろ もろおか)演じるベテラン刑事がイイ味出してます。

マテマティカ2をまだ録画していない方は、放映予定をチェックしておいてくださいね。

理科は、ふしぎがいっぱいのページを見て、お子さんの年齢や興味の対象を考えつつ録画予約されるといいと思います。
「小学生向けの番組なんて、幼児には無理でしょう」と思われるかもしれませんが、テレビ(映像)だと、けっこう行けます。
100%は理解していないでしょうが、その子なりに真剣に観て、受け止めています。
数年後に、「アレはコレだったのか……」と気付いてもらえたらもうけもん、と思っています。

なかでも、大科学実験は、「1.7kmの道に86人が一列に並んで音の速さを調べる」 「50mのクジラ型ソーラーバルーンで人を持ち上げる」といった、アホらしくて(失礼!)誰もやらないような実験をかなりの制作費をかけて、大まじめにやっているので、幼児の感性に響くものがあると思われます。
画面もスタイリッシュなので、大人にもオススメです。
細野晴臣さんのナレーションも、気取りがなくて好きです。

純粋な理科ではありませんが、みーちゃん、日曜日の朝は、ときどき趣味の園芸を観ています。

社会では、まず、見えるぞ!ニッポンがオススメです。
「都道府県のさまざまな日本一や、その特色(とくしょく)を表すキーワードをきっかけに、 その地域(ちいき)の産業(さんぎょう)・人・暮らし・伝統(でんとう)や文化などを見ていく小学生3~4年生向けの社会科番組」です。

どきどきこどもふどきは「日本の各地の風習や伝統文化をわかりやすく紹介」する番組です。
「ふどき」は「風土記」でしょうね。

歴史にドキリは、歴史上の偉人たちに中村獅童が扮し、「各時代の学習ポイントをおさえ」る番組。
年末年始に「ラグジュアリースペシャル」という総集編をやっていまして、その中の“西郷さんの桃”がみーちゃんのツボでした。
私は信玄公の「塩」連呼がツボかな。
全体的に、芸達者な獅童さんと、紅白歌合戦と大河ドラマをやっているNHKのスタッフが遊びでやっているような余裕が漂うのですが、そのレベルまで作り込むのは、相当大変なんじゃないかな、と心の隅っこで思いながら、ゲラゲラ笑っておりましたー。

音楽では、ムジカ・ピッコリーノ
「“音楽の基本的な仕組み”を、子どもたちが感覚的に理解できるように物語の中へ織り込んだ「子ども向け音楽教育番組」」というとなにやら難しそうですが、「なんか不思議な番組だなー」くらいの理解で気楽に観ていいんじゃないかな、と思います。

体育では、テレビスポーツ教室がすごい。
「野球・サッカー・バレーボールなどおなじみの種目から、トランポリン・ダンス・フィギュアスケート・逆上がりまで、超豪華な講師陣がとっておきのスゴ技や目からウロコの練習方法を伝授します!」ということで、例えば、テレビスポーツ教室 セレクション「サッカー」(1)では、元日本代表で、ジュビロ磐田の黄金期を支えた藤田俊哉さんが講師となり、「チームの司令塔に必要な技術や心得」を教えてくれました。
藤田さんは状況判断の大切さを強調し、「サッカーは判断のスポーツ」とまで言っていましたよ。

以上、たくさんご紹介しましたが、他にもいい番組がいっぱいあります。
NHK for Schoolのページを見れば、対象学年(レベル)や科目(だいたいの内容)が一目瞭然です。
また、「新番組のホームページは、4/7(月)以降順次アップする予定」とのことで、スギちゃんが出演することで話題の「さんすう犬ワン」 (小学校1~3年生 算数)のホームページは現時点では、ありません。
ですので、年度替わりのこの時期は、NHK for Schoolブログも要チェックです。
お子さんが眠った後、お子さんの顔を思い浮かべながら、これぞと思う番組の録画を予約されてはいかがでしょうか。

次はテレビで子育て――ノンジャンルです。

【追記】2014.4.4
一番のお気に入り番組を書き忘れていました。
NHK総合ダーウィンが来た!生きもの新伝説です。
科目で言うと、理科ですかね。
でも、夫婦のありかた、家族のありかた、共同体のありかたや、環境問題について考えさせられることも多くて、社会科っぽいところもあります。

テレビで子育て――総論・英語・国語

日本小児科医会が、スマートフォンの利用を控えるよう保護者に対し啓発活動を行っていること(スマホに子守りをさせないでなど)について、スマホは悪か?で、どちらかと言うと批判的に触れましたが、同会の「子どもとメディア」の問題に対する提言には、基本的に賛同しています。

ここで言うメディアとは、テレビ、ビデオ、テレビゲーム、携帯用ゲーム、インターネット、携帯電話など。
要は、20世紀以降に登場したコミュニケーション手段すべて、ですな(ラジオは明示されていないけど入るのかな。映画はどうなのかな。)。

具体的な提言としては、
2 歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。
・すべてのメディアへ接触する総時間の目安を1 日2 時間までとしましょう。テレビゲームは1日30 分までです。
などが挙げられています。

逆に言うと、私は、その条件内であれば、めいっぱい、テレビやビデオやインターネットを見るべきだと思います。
という次第で、オススメのテレビ番組をご紹介します。

まず、視聴方法についてですが、予約による録画視聴をオススメします。
理由は、3つ。
1 生活時間帯と放映時間がずれていることが多いから。
2 録画であれば、「続きはあとで」と言えるから。
3 お子さんは気に入った番組を何度も観たがると思いますが、「いいかげんにせい」と思っても、何度でも観せてあげてほしいから。

それから、オススメの多くはNHK Eテレの番組です。
理由は3つ。
1 受信料以外の追加出費がない。
2 品質が安定していて、種類も豊富なので、子どもに合った番組をみつけやすい。
3 出演者が豪華。
例えば、私がこれまでで一番たまげたのは、ざわざわ森のがんこちゃんのオープニングの歌を、演歌歌手の瀬川瑛子が歌っていること。
親目線で言えば、自分が知っている人だらけなので、子どもと一緒に観て楽しめます(子ども1人で観せるより、話しながら一緒に観るのがいいと思いますよー)。

では、科目別に行きましょうかね。
まずは、英語から。
これは、えいごであそぼから入り、物足りなくなったら、「小学生のためのオールイングリッシュプログラム」のプレキソ英語を繰り返し観ましょう。
その次は……お任せします!

国語はまず、齋藤孝先生総合指導による幼児向け国語番組
「にほんごであそぼ」からスタート。
3月31日(月)から、朝6:35~6:45の放送になるそうです。
中村勘九郎さん、ご子息の七緒八さん、藤原道山さん、白Aなど新たなメンバーも加わるとのこと。
「にほんごであそぼ」には改めて触れたいので、次に行きます。
「にほんごであそぼ」のススメをアップしました。

「絵本の読み聞かせが苦手で……」
「頑張って絵本を読んでも、子どもが聞いてくれない……」
とお悩み中の方は、てれび絵本を試してみてください。
落語を紹介した「えほん寄席」もありますよ。

おはなしのくには13年度からリニューアルされて、対象が小学校1~3年生から幼稚園・保育所にも広がり、時間も短く10分になりました。
番組ホームページで動画が観られるのは良いのですが、リニューアル後は、みーちゃん、観なくなりました。
おそらく「こどもっぽいから、もうみない」と思っているんだと思います(まだまだ十分子どもなんですけどねw)。

それはともかく、リニューアル前は何度も録画を観ていました。
名だたる俳優さんたちの一人芝居の迫力、を感じたのだと思います。
みーちゃんの一番のお気に入りは、大倉孝二演じる「ふるやのもり」
BGMの和太鼓もかっこよく……。
私のお気に入りは、室井滋の「ふしぎの時間割」
自分が小学生だった頃を思い出して、キューンとしちゃいます。
その他の回については
ウィキペディア「おはなしのくに」を参考に検索すると、NHKの該当ページを見られると思います(TOPページから階層を下りれば、ちゃんと過去の記録も見られるようにしておいてくださいー)。

おはなしのくにクラシックは小学校3~6年生を古典の世界へといざなう番組。

大人が見ても面白いですよ。

息切れしてしまったので、今回はここまで。

【続編のご紹介】
テレビで子育て――算数・理科・社会・音楽・体育
テレビで子育て――ノンジャンル

プロフィール

渡辺リエラ
1969年東京生まれ。1988年東京大学文科1類入学。1992年東京大学法学部卒業。出版社勤務、専業主婦を経て、現在、別名義にて大学講師などとして活動中。2007年7月第1子「みーちゃん」誕生。
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